ベネフィットは、セールスコピーの中でももっとも重要な要素になります。
なんだか「一番重要」って言われるものがいくつもありますが、本当にベネフィットはかなり重要です。
なんせ、商品の魅力を存分に表すものがベネフィットだからです。
魅力がない商品なんか、誰も欲しくありません。だからベネフィットはめちゃくちゃ重要なのです
特徴とベネフィットの違い
ベネフィットとは、その商品を買うことで得られるメリットのことです。
ここでよく間違えがちなのが、特徴とベネフィットをごっちゃにしてしまうことです。
かなりの確率で、ベネフィットを書いているつもりが特徴を書いてしまっています。
では、特徴とベネフィットの違いは何かと言うと、たとえば「重さ50g」というのが特徴です。
一方、ベネフィットは「重さ50gと軽量だから簡単に持ち運べる」となります。
このように、特徴から得られるメリットがベネフィットです。
人は、特徴や機能は欲しくありません。
先ほどの例なら、重さが50gだから欲しいわけではないのです。
軽くて持ち運びに便利だから、重さ50gと言う言葉に惹かれるわけです。
つまり、基本的に見込み客はベネフィットを欲しがっているということです。
それなら、ベネフィットをアピールすれば、商品を売ることができますよね。
「重さ50g」と言っておけば大体分かるだろうと考えがちですが、それは間違いです。
見込み客は、あなたの商品のことなんかこれっぽっちも考えてはくれません。
だから、こちらからきちんとベネフィットをアピールする必要があります。
ベネフィットを考え出す方法
ただ、商品のベネフィットをたくさん考えるのは結構大変です。
もしかしたら、なかなか思いつかないかもしれません。
そんな時には、特徴をベネフィットに変換してみてください。
まずは特徴を書き出し、その特徴一つ一つから考えられるベネフィットを書き出します。
そうすることで、様々なベネフィットを考え出すことができるでしょう。
特長なら、説明書などを見ればいくらでも書かれています。
そこから特徴と思われることを全て抜き出し、ベネフィットに変換していけば、たくさんのベネフィットを考え出すことができますよ。
また、特徴一つにつき考えられるベネフィットは一つではありません。
たとえば、「大画面のテレビ」のベネフィットは見やすいだけではないはずです。
迫力ある映像で楽しいとか、目が悪くならないとか色々考えられます。
それを全て抜き出していけば、かなり多くのセールスポイントを考え出すことができるでしょう。
情景を織り込みさらに強化
さらに、使うシチュエーションや使う人の生活まで反映できたら完璧です。
たとえば、「軽いノートパソコンだから持ち運びに便利」よりも、「軽くて持ち運びが楽だから、常に持って歩いても疲れません。
これなら、ちょっとした空き時間にカフェに入り作業をすることもできます」の方が、より鮮明に商品の良さをイメージできます。
ベネフィットに情景を織り込むためには、理想とする見込み客の生活を考えてみるといいでしょう。
その生活に商品をおいてみれば、おのずとベネフィットに情景をプラスすることができます。
また、見込み客の悩みや感情、欲求などにベネフィットを当てはめても効果的です。
たとえば、ただ痩せるではなく、痩せて昔の彼氏を見返せるみたいなほうが、より強力なアピールポイントになるのです。
セールスコピーで使える「ベネフィット」まとめ
お客さんにとって重要なことは、商品が何かではなく商品が何をしてくれるかです。
それをきちんと伝えるために、ベネフィットは欠かせません。
ぜひ一度、あなたの広告を見てみて、特徴の羅列になっていないか確認してみてくださいね。
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