共感とは、他者の感情を自分もシェアしている状態を指します。
目の前の相手の感情を感じ取り、その感情に同調している状態ですね。
同じような悩みや願望を持っている人の話を聞くと、「自分と同じ悩みを持っている」と自然と親近感を覚えますよね。
それは、その相手に共感しているからなのです。
そして、「類は共を呼ぶ」ともいわれるように、人は潜在的に同じタイプの人と付き合いたいと思っています。
これを商売に当てはめると、どうせ同じ物を買うなら共感できる人から買いたいと思っているということです。
それならば、LPで共感を得ることができれば、その人が反応する確率を高めることができるというわけです。
共感を得るためには?
人は、血の通った人間にしか共感を覚えることはありません。
当然の話ですよね。よく使っているからといって、ノートパソコンに共感を持ったりはしないわけです。
まぁ、愛着は持つかもしれませんが。
だからと言って、同じ人間でも全ての人に共感を覚えるわけでもないですよね。
当然、人には好き嫌いがあるわけです。僕にだって、嫌いな人の1人や2人はいます。
では、何を基準に共感を覚えるかと言うと、一番のポイントは共通点です。
同じ立場にいる人には、共感を示しやすくなるわけです。
社長と社員ではお互い共感することはできませんが、社長同士なら共感することが多いといった感じですね。
この共通点が多ければ多いほど、共感は得られやすくなります。
「同じや悩みを持っている」「同じ趣味を持っている」「会社の規模も同じくらい」というように、共通点が増えれば増えるほど共感は増していきます。
共感をセールスに繋げる方法
これは、物を売るときにも同じように考えることができます。
つまり、会社や企業というものではなく、そこで働く人や広告で語っている人に共感を持つということです。
このことから、共感を得るためには、パーソナリティを出すことが重要ということができるでしょう。
顔も見えないどこの誰だかわからない人には、全く共感を覚えないということです。
そして、パーソナリティを出しつつ、見込み客と共通点を持っている必要があります。
「同じ悩みで苦しんでいる」「解決するために色々試してお金を失った」などなど、見込み客と共感できそうなエピソードをさらけ出せば出すほど、共感を得ることができるのです。
そして最終的には、見込み客が広告の語り手に感情移入してしまいます。
こうなると、オススメしている商品が疑いのないものと思うようになるのです
こうなると、商品は売れたも同然です。友達が進める商品は、それほど疑うことがないですよね。
それと同じような感じで、セールスに繋げることができるのです。
共感を得るためのテクニック
読み手の共感を一瞬で得るテクニックに、共通の敵を作るというものがあります。
あまり面白い話ではありませんが、「憎しみ」というのは人間の最も強い感情の一つです。
たまに街で見かける社会運動なんかも、知らない人同士が何かしらの敵を憎み、一致団結して実施されています。
元々は他人同士だった人が、「同じ敵」という共通点があるだけで、あんなにも団結することができています。
ということは、広告の作り手と読み手に共通の敵が存在すれば、一瞬で共感を得ることができるということです。
要は、敵の敵は味方というわけですね。
ただし、競合他社の名前を挙げて敵にするようなことをすると、企業の倫理観を疑われる恐れがあります。
また、名前を挙げられた企業とトラブルに発展する危険性もあるでしょう。
そのため、共通の敵として挙げるのは、業界全体だとか、政府だとか、業界の慣習のようなものにとどめておく必要があります。
どんな業界にも、敵はいるはずです。
その敵をセールスコピーで上手く使うことができれば、お客様の共感を得る手助けをしてくれます。
ぜひ、見つけて実践してみてください。
セールスコピーで使える「共感」 まとめ
共感を得るということは、セールスコピーを書く上で非常に重要な要素です。
なぜなら、共感を覚えない人の話なんか、普通は聞きたくもないからです。
共感がないセールスコピーは、売れないどころか読んでもらうことすらできません。
だからこそ、いかに序盤で共感を得るかが非常に重要になってきます。
もしこれからセールスコピーを書くというのであれば、共感ということも意識してみてくださいね。