セールスコピーを書いていると、ついつい「とても大きい」や「参加者のほとんどが」などといった抽象的な表現をしてしまいがちです。
僕も気がついたらやっちゃってます・・・
実はこういう抽象的な表現は、読み手に頭を使わせるため読まれない傾向にあります。
そこで、できるだけ具体的な表現をする必要があるというわけです。
具体性を持たせるとこんないいことがあります
具体的にすればするほど、読み手の興味を引き付ける可能性が高まります。
たとえば、「今日は料理の仕方を教えます」では、抽象的すぎて全然興味をそそられません。
一方、「今日はお店顔負けの肉じゃがを作る方法を教えます」なら、とても興味をそそられます。
お店より美味しい肉じゃがを作れるなら、ぜひ知りたいと思うわけです。
このように、具体的な表現は抽象的な表現より興味を引きつけやすいです。
これはつまり、具体的にすること読んで貰う確率を高めることができるということです。
そのため、特にヘッドラインは具体的な表現にしなくてはなりません。
なぜなら、人は、ヘッドラインを見てコピーを読むかどうか決めるからです。
また、具体的であればあるほど信頼性が高まります。
これは想像できると思いますが、抽象的な表現では、なかなか内容を信じてもらうことはできないのです。
たとえば、「たくさんの人が愛用しています」といわれても、ほとんど信用できませんよね。
これが、「売上10億本突破、日本全国の方に愛用されています」だと、なんとなく信用してしまうものなのです。
特に、コピーのような文章では売り手の顔も見えないので、誰も信じてはくれません。
そのような状態から、信じてもらうためには、証拠を提示することが不可欠となります。
そして、その証拠を強化してくれるものが具体性なのです。
数字を入れれば具体性アップ
具体性を持たせる最も手っ取り早い方法が、数字を使うというものです。
たくさんの人より1万人、ほとんどより98%の方がより具体的でイメージしやすくなります。
また、数字はできるだけ詳細に提示した方が効果的です。
たとえば、約1万人より9858人、98%より98.25%の方がより効果的です。
イメージのしやすさはそれほど変わりませんが、より詳細な数字は説得力があり信憑性もアップします。
そのため、まずはセールスコピーに入っている数字を全て具体化していくといいでしょう。
それだけでも、具体性をかなり強化することができます。
また、曖昧な表現も数字にできないか考えてみてください。
たとえば、「ほんのわずかな時間」を「たった5分だけ」にするだけで、ずいぶんと具体的になります。
このように、抽象的な表現をどんどんつぶしていけば、自然とコピー全体が具体性のあるものに変身してくれるのです。
セールスコピーで使える「具体性」まとめ
表現を具体的にするという方法は簡単に実施することができるので、すぐにでも試してもらいたいと思います。
きっと、これだけでも反応がずいぶんと変わってくると思いますよ。