理由というのは、セールスコピーでも基礎的な部分となります。
当然ですよね、理由がなければコピーを読む必要もないですし、ましてや商品を買う必要もありません。
買う必要はないですが、人は心の奥底で何かを買いたいと願っています。
そこで、買うべき理由を提示してあげれば、購入までつなげることができるようになります。
購入を正当化する理由を与える
セールスコピーに理由が必要な最大の理由は、理由がなければ購入を正当化できないからです。
「人は感情で物を買い、理屈で正当化する」という有名な言葉からも分かるように、無駄使いであったとしても理由があるからそれを正当化できます。
たとえば、趣味のものとなると誰でも無駄使いをしてしまいがちです。
しかも、その趣味を知らない人から見れば、何でそんなものにお金を使うのか見当も付かないと言う場合も多いです。
それが夫婦とかだと、「何でそんなもの買ったの」なんていわれるのです。
それでもどうにか、買ったことを正当化しなければいけないというわけですね。
そんな時に登場するのが「理由」です。
機能がバージョンアップしただの、素材外がちょっと違うだの、ありとあらゆる理由を並べて、購入を正当化するのです。
この正当化のために、購入前から様々な理由を提供してあげる必要があります。
買うべき理由をたくさん提供すれば、それだけ購入を正当化でき、購入につなげることができるのです。
理由の効果的な使い方
理由を効果的に購入につなげるなら、「賢い買い物をした」と思ってもらうことが大切です。
そのためには、3つの理由を必ず押さえてください。
その3つとは、以下の理由です。
・なぜあなたから買うのか
・なぜ今買うのか
・なぜ私が買うのか
この3つの理由をリストアップし、ベネフィットと絡めながらプレゼンしておけば、「今の僕にはこれが必要だ」と思ってもらうことができるでしょう。
そして必要な買い物なのだから、「賢い買い物をした」と堂々と言うことができるのです。
また、これら3つの理由をプレゼンすれば「読み手が買わない理由」を潰すこともできます。
たとえば「なぜあなたから買うのか」という理由では、「他にも似たような商品があるしこれじゃなくてもいい」という反論を潰すことができるのです。
このように、どんどん理由で反論を潰していけば、買わない理由がなくなります。
こんな状態までなると、購入してもらうことはそれほど難しくないでしょう。
理由は承諾につながる
また、理由を入れると、承諾しやすいという効果もあります。
ただ「買ってくれ」というのと、「今がお買い得だから買ってくれ」と言うのでは、当然後者の方が承諾しやすいのです。
もちろん「お買い得」という理由自体も強力なのですが、重要なことは理由が付けるということです。
何の理由も無しにただお願いしても、なかなか承諾してはもらえません。
また、割引の理由や特典をつける理由も重要です。
これらの理由がなければ、「割引や特典を付けなければ売れない商品」と思われる恐れがあります。
そこで、「商品の良さをより実感してもらうために特典をご用意しました」といった具合に、商品の価値を損なわな理由を示す必要があります。
こうしておけば、「どうせ在庫処分だろ」なんて思われる心配もなくなるのです。
セールスコピーで使える「理由」まとめ
最後に、理由はたくさんあればあるほどインパクトが生まれます。
「〇〇が効果的な3つの理由」よりも「〇〇が効果的な16の理由」の方が興味深いでしょう。
だからこそ、できる限りの理由を集めなければならないのです。
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