オープニングとは、ヘッドラインに続くセールスレターの冒頭のパーツのことです。
この部分も、ヘッドラインと同じく、セールスレターの成否を分ける重要な部分です。
ヘッドラインとオープニングが、セールスレターの成功の80%を握っているとも言われるほどです。
なぜ、セールスレター全体の10%にも満たないオープニングがそれほどまでの重要なのでしょう。
ここでは、オープニングの重要性や、いいオープニングを書くコツなどを紹介していきたいと思います。
オープニングが重要な理由
オープニングの役割は、ヘッドラインで引きつけた読み手をボディーコピーに誘導することです。
せっかくいいヘッドラインでお客様の注意を引くことができても、オープニングがつまらないとその先は読んでもらえません。
つまり、オープニングの出来が悪いと、せっかく捕まえたお客様を離脱させることになります。
イメージとしては、ヘッドラインで注意を引きつけ、オープニングでコピーに引きこむといった感じです。
そのため、オープニングはヘッドラインとセットで考えなくてはなりません。
読み手を引きこむオープニングとは?
読み手をオープニングでコピーに引きこむため、最も重要なことは興味を持ってもらうことです。
AIDAの法則で言うところの「I」、インタレストですね。
ここで読み手が興味を持つからこそ、後の商品紹介なども読んでもらうことができます。
たとえば、ニュースであったとしても、興味のないニュースはいちいち読まないですよね。
人は、興味があるからこそコンテンツを読もうと思うのです。
では、どのようなオープニングが興味を引きつけることができるかと言うと、基本的には自分に関係のあることです。
なんだかんだ言って、人って普段は自分のことしか考えていないものなのです。
そのため、オープニングは相手の関心から入っていく必要があります。
間違っても、オープニングからいきなりこちらの主張をアピールしてはいけません。
興味の無いものを、いきなり売り込まれていい気のする人はいません。
そんなことをすると、すぐに離脱されてしまいます。
商品のベネフィットをアピールしたい気持ちは分かりますが、オープニングではまずは相手の関心ごとから入って、話を聞いてもらう体勢を作ることが大切です。
ただし、もともと買う気満々の人向けのセールスレターの場合は、オープニングでベネフィットを押してもOKです。
なぜなら、この場合は相手の関心が商品そのものになっているからです。
オープニングは、狙っているターゲットや商品の性質に応じて、臨機応変に考える必要があります。
読んでもらえるオープニングを書くコツ
読み手の関心をオープニングに反映するには、相手から「共感」を得ることを意識するといいでしょう。
読み手の共感を得ることができれば、おのずとコピーに引きこむことができます。
オープニングで共感を得る最も効果的な方法は、ストーリーを語ることです。
たとえば、商品を使った人のサクセスストーリーや商品開発秘話などは、共感を持たれやすい傾向にあります。
また、読み手の悩みにこちらから共感を示しても効果的でしょう。
これは、よくセールスレターでも見かける、問題提起というものですね。
また、オープニングで読み手に興味を持ってもらうには、読みやすさも非常に重要となります。
無駄に長く読みにくい文章では、面白いことを書いていたとしても読むのがめんどくさくなり離脱される恐れがあります。
そのため、オープニングの文章はなるべく短く切るようにしましょう。
長くなってしまった文章は、どこかで分けることができないか見直し、読みやすさを心がけるようにしてください。
文章を読みやすくするには、文章にリズムをつけることも大切です。
たとえば、同じ文体の文章を3つほど続けると、それだけで文章に弾みがつきますよね。
質問や「もし~なら」で始まる文章を、3つくらい続けてみるといいでしょう。
セールスコピーで使える「オープニング」 まとめ
このようにオープニングは、ヘッドラインと並びセールスレターで重要なパーツとなります。
冒頭の数行の文章が、セールスレターの成否を決めてしまうので、時間をかけてじっくりと作りこむ価値があります。
セールスレターからの売上げが不満なら、まずはヘッドラインとオープニングを見直してみてください。
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