価格というのは面白いもので、プレゼン次第で感じ方が全く異なります。
同じ商品であるにも関わらず、高く感じたり安く感じたりするわけです。
それなら、当然安く感じてもらう方が商品は売れやすくなりますよね。
同じ機能を持つものなら、誰もが安いものを選ぶに決まっています。
だからこそ、価格をしっかりプレゼンし、安く感じてもらうことが非常に重要なのです。
価格表示のミソ
価格表示で最も重要なことは、いきなり価格を知られないということです。
商品の価格を高いと感じるか安いと感じるかは、価値との比較によって決まります。
たとえ価格が10万円であったとしても、10万円以上の価値があると思うなら安いと感じます。
逆に、10万円の価値も無いと思えば高いと感じるというわけです。
ところがLPの場合、読んでもらわないことには価値を伝えることができません。
そして、価値が全然分からない状態で「10万円」という価格だけがパッと目についたら、「高いな」と感じられ、そこで終わってしまうのです。
このような状況を避けるために、基本的に価格は目立たないように表示します。
ざっとスクロールしてLPを眺めている状態で、価格が目に飛び込んでしまわないよう工夫しなければなりません。
もし、眺めている状態で価格に注目されてしまうと、どんな商品か理解してもらう前に離脱されてしまう可能性が高くなってしまいます。
価格でもアピールできる
ただし、全ての場合で価格を目立たないようにするべきかと言うと、そうではありません。
たとえば、商品の内容が大体知られており、低価格で勝負できるような場合は価格が最大のアピールポイントになります。
これは、いちいちLPを読まずとも大体の価値が分かるため、その価格が安いか高いかすぐに判断してもらえるためです。
そして、他社より安いと判断してもらえる価格なら、それをアピールするだけで十分購入に繋げることができます。
ただし、ディスカウントをする場合は、「安くなる理由」が必要になります。
理由も無しにむやみに値下げしてしまうと、商品の持つ本来の価値を損なう恐れがあるのです。
つまり「割引しないと売れないんだな」と思われてしまうわけです。
このような状況を避けるために、安さをアピールするなら安い理由をプレゼンする必要があります。
たとえば、何かのお礼だとか創業キャンペーンだとか、理由はなんでも構いません。
価格が安く感じるテクニック
商品を売ろうと思ったら、できるだけ安く感じてもらったほうが売りやすくなります。
そこで使えるのが、価格を安く感じさせるテクニックです。
ここで、いくつか紹介していきましょう。
価格表示テクニック1
まず一つ目のテクニックは、同じ結果を生むもので高額なものと比較することです。
価格の感じ方は、何と比べて高いか安いかで決まります。
そこで、同じ結果を生む高価格帯のものと比べれば、相対的に価格を安く感じさせることができます。
たとえば、何かの教材を売ろうとする場合、同じ内容のセミナーなどと比較することができるでしょう。
セミナーは1日10万円ですが、同じ内容を学べる教材は5万円ですみたいな感じです。
価格表示テクニック2
二つ目のテクニックは、金額を1日分に割って身近なものと比較するという方法です。
たとえば、「10万円というと高く感じますが、1日で割るとたったの80円です。
缶コーヒーを我慢すれば手が届きますよね」といった感じです。
この方法を使うと、一度に高額を出すことにためらいを持つ人の背中を押すことができます。
価格表示テクニック3
三つ目のテクニックは、費用対効果を示すという方法です。
たとえば、「価格は10万円ですが、1年後には最低でも200万円の利益をもたらしてくれます」みたいな感じです。
1年後に200万円になるのに、10万円を惜しむ人はなかなかいないですよね。
ただしこの場合は、効果を信頼してもらうために多くの証拠が必要となります。
セールスコピーで使える「価格表示」まとめ
人は価格が安いからではなく、価値があるから商品を購入します。
どれだけ安いものでも、いらないものはいらないのです。
つまり、安くすればいいってものではないということです。
価値と価格がうまくプレゼンできれば、商品の売れ行きは一気に良くなるでしょう。
ぜひ、値下げするだけでなく、色々と試してみて下さい。
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