スワイプファイルとは、簡単に言うとセールスレターのサンプルのようなものです。
昔に効果を発揮した実際の広告が、今でもスワイプファイルとして活用されています。
世界で成果を上げているトップレベルのコピーライターは、必ずスワイプファイルを活用しています。
それだけ、スワイプファイルはコピーライターにとってなくてはならないものなのです。
ただ、中には「スワイプファイルって聞いたことがあるけど使い方がよく分からない」という方もいるかもしれませんね。
そこでここでは、スワイプファイルを使うメリットや、正しい使い方について紹介していきたいと思います。
効果が実証されている
スワイプファイルを活用する最大のメリットは、すでに効果が実証されたコピーが使えるということです。
これまでに世にリリースされ、大きな売り上げを上げたコピーがスワイプファイルとして使われています。
その素晴らしいコピーを真似すれば、おのずとある程度の効果が期待できるというわけです。
もしかしたら「昔から使われているなら、すでに飽きられている」なんて思うかもしれませんが、人間心理は今も昔も変わりません。
だからこそ、昔の人の心を動かし大きな売り上げを上げたスワイプファイルを使えば、現在でも大きな効果が期待できるのです。
時間を短縮できる
セールスレターを0から自分で考えて書こうとすると、かなりしんどい思いをすることになります。
当然、時間もえらくかかるでしょう。そんな悩みを、スワイプファイルは解決してくれます。
スワイプファイルには、売るためのヒントがたくさん詰まっています。
そして、それを真似することは非常に簡単にできてしまうのです。
極端な話、アイデアなんか考えなくても、真似て書くだけである程度できのいいセールスレターが完成します。
時間を節約できる分、リサーチに時間を費やすことができるため、結果としてより良いセールスレターが完成することも多いです。
コピーライターにとってスワイプファイルは、大工の金槌やのこぎりのような必須の道具といってもいいでしょう。
一部だけ真似ても意味がない
使うだけで成約率の高いセールスレターを、短時間で仕上げることができるスワイプファイルですが、真似の仕方を間違えると効果を発揮しません。
スワイプファイルを使う上で重要なことは、全体のアイデアや流れをきちんと真似ることです。
よく見かける使い方に、ヘッドラインだけ真似るというものがありますが、これだけでは不十分。
なぜなら、ヘッドラインと内容がちぐはぐになってしまっては意味がないからです。
もちろん、ヘッドラインはセールスレターで最も重要な部分なので、スワイプを使いインパクトのあるものにすることも重要です。
ただせっかく使うなら、全体を通して真似てより良いものにした方が、より効果を発揮してくれることでしょう。
スワイプを身につけるには写経が一番
スワイプファイルを使いこなすには、そのセールスレターのアイデアや流れを正しく把握する必要があります。
どういう風に人間の心理を捕まえ、どこで転換してどこでセールスにつなげるといったことを、自分の商品に反映しながら真似する必要があります。
この技術を身につけるために、最も効果的なのは写経です。写経とは、スワイプファイルを自分の手で書き写すことを指します。
人間、物事を覚えるときは書いて憶えます。
たとえば小学生の頃、漢字を覚えるときに書き取りをしましたよね。
漢字を見るだけで憶えることができたと言う人は、おそらくいないと思います。
このように、見たり読んだりするのと、書いてみるのでは学習効果がまったく違うのです。
書き写すといっても、一言一句同じように写す必要はありません。
自分の言葉に置き換えて書き写してもOKです。
そのかわり、ただ書き写すのではなく、「この部分は感情をどう動かしたいのか」「どういったアイデアを使っているのか」などといったことを考えながら書き写すようにしてください。
スワイプファイルの注意点
最後に一つ、スワイプファイルを使う上で重要な注意点があります。
それは、全く売れていないセールスレターを、スワイプファイルとして使っても意味がないということです。
現在はインターネット上に、無数のセールスレターが公開されています。
だからといって、なんでもかんでも真似すればいいってわけではないのです。
もし、どのセールスレターを真似ればいいか分からないというのなら、まずは「古典」と言われるスワイプファイルを使ってみるといいでしょう。
「古典」と言われるスワイプファイルは、昔から繰り返し真似されているセールスレターなので、その実力は折り紙つきです。
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