お客様の声は、数ある証拠の中でも特に強力です。
なぜなら、売り手とは関係ない第三者の言葉は、いとも簡単に信じてもらえるからです。
売り手がどれだけ商品の良さをアピールしたところで「売るためにいいこと言っているだけでしょ」と思われるだけ。
要は信じてもらえないわけです。
「第三者の言葉は売り手の言葉の1000倍もの説得力を持つ」とまでいわれています。
そして、この力を最大限活用できるのがお客様の声になります。
お客様の声の効果的な使い方
お客様の声で重要なことは、何よりもまずは量を確保することです。
量を確保しそれを並べるだけでも、「こんなに多くのお客様が満足しています」とアピールすることができます。
質に関しては、量が集まればその中からいい物を選べるようになります。
確率論になりますが、量が集まれば集まるほど、いいお客様の声が見つかる可能性も高まるというものです。
そのため、まずは量を集めることを意識してみてください。
また、お客様の声を音声で貰った場合は、必ず文章に書き起こすようにします。
特にLPなどを呼んでいる人は、なかなか動画や音声を再生しません。
そのまま文字情報だけを読んでいく傾向にあります。
そんな人にもお客様の声をアピールするため、お客様の声を文字に起こし、音声と共に提供して上げる必要があります。
そして、お客様の声は絶対に編集してはいけません。編集がばれると、お客様の声の持つ力が完全になくなってしまいます。
もし一つだけ編集したのであっても、全てが台無しになってしまうのです。
また安易に編集してしまうと、せっかくお客様の声をくれた本人との関係性を悪化させる恐れまであります。
ちょっと編集したせいで、優良顧客を失っては意味がないのです。
お客様の声を集める方法
とは言え中には、「お客様の声がもらえない」という方もいるかもしれません。
そんな方のためにここからは、お客様の声を効果的に集める方法を紹介していきましょう。
まず最も重要なことは、「お客様の声をください」とお願いすることです。
「そういえばお願いしていないな」なんて方も、もしかしたらいるのではないですか?そんなことでは、絶対にお客様の声は集まりませんよ。
商品に満足してもらえるのなら、意外と多くの人からもらえるものです。
まだ、そんなに頼んでいないというのであれば、まずはお願いしてみることから始めてみてください。
また、貰いやすくなるよう工夫することも重要です。
たとえば、「お客様の声を書いて郵送してください」だと、かなりめんどくさいのでほとんどの人が書いてはくれないでしょう。
一方、専用のフォームを準備しておき、メールを送る感覚で送信するだけにしておけばどうでしょう。
こちらのほうが断然書きやすいですよね。
当然やりやすいほうが、確実に数が集まります。
そのため、「お客様の書きやすさ」というものも意識して準備しておく必要があります。
また、「お客様の声をください」とお願いしただけでは「とても良かった」といった感じで、短くて面白みのない声が大半になる恐れがあります。
自分でお客様の声を書いてみると分かりますが、意外と何を書けばいいか分からないものなのです。
そこで、具体的に書いてもらうためこちら側がリードする必要があります。
そのためには、商品の良さが伝わる質問をいくつか用意しておくといいでしょう。
ただし、あまりに質問が多すぎると答えてくれる人が減ってしまいます。
なので、設問は程ほどにしなくてはなりません。
お客様の声をストーリー仕立てで紹介
お客の声は、ポイントポイントで使うだけでなく、ストーリーとして使うこともできます。
要は、1人のお客様の体験を深堀して、その人のストーリーとして仕立てていくのです。
ストーリーを使うことで、商品を使用した後の未来を読み手がリアルにイメージできるようになります。
ただのお客の声とは一線を画す、非常に効果的な使い方と言ってもいいでしょう。
ストーリー仕立てでお客様の声を使うなら、それなりの準備が必要です。
お客様に直接インタビューして、商品を使用する前から現在までの体験を色々と聞き出す必要もあるでしょう。
そこまで協力してくれるお客様は、当然優良顧客ということになります。
もし、商品のファンというレベルのお客様がいるのなら実践してみてもいいかもしれません。
セールスコピーで使える「お客様の声」 まとめ
このように、お客様の声はセールスコピーに不可欠です。
まだ活用できていないという人は、ぜひ集めるところから始めてみてくださいね。
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