メルマガは、お客様や見込み客との関係性を強化する、非常に強力な手段です。
そんなメルマガをビジネスで活用するには、お客様のメールアドレスをゲットする必要があります。
そこで使われるのが、会員登録などの手法です。
でも、会員登録直後などは、同じ内容をしばらく配信する必要があるでしょう。
登録後は自己紹介のメールも必要ですし、その後の流れもある程度は統一したいところです。
そんな時に役立つのが、ステップメールです。
ステップメールを使えば、あらかじめ用意しているメールをスケジュールどおりに配信することができます。
ステップメールとメルマガの違いは?
ステップメールとメルマガは、一見同じもののようにも感じます。
しかし、両者には、配信する目的に明確な違いがあるのです。
メルマガは、基本的にこちらの伝えたい情報を配信していきます。
タイムリーなお役立ち情報や、新商品の情報など、その時々に伝えるべきことをいち早く伝えることが目的です。
そのため、基本的には1つのメルマガで1つのトピックが完結します。
一方、ステップメールは、ユーザーが求める情報を提供するメールです。
例を上げると、「〇〇の情報をプレゼント」という謳い文句でオプトインを促した場合、当然約束なので、その情報に関する情報をメールで配信する必要があります。
これを実現するのがステップメールなのです。
興味をそそるトピックは、情報量も多いでしょうから1通では完結しません。
1通目から最終の配信までシナリオを持っており、段階的に情報を提供していきます。
それから、この段階では、お客様は謳い文句にある情報にしか興味がありません。
そのため、コチラが提供したい情報を配信したところで、ほぼ読んではくれないでしょう。
このような理由から、まずはステップメールによる濃い情報で素早く関係性を築き、その後メルマガで関係性を深めるというのが、最も一般的な流れとなります。
ステップメール最大の強みは自動化
ステップメール最大のメリットは、自動化できる点にあります。
メルマガスタンドに必要な分のメールを設定しておけば、後は自動的に配信してくれるのです。
登録直後には、サンキューメールを打ちたいですし、次の日からは、段階的に情報を小出しにしていかなければなりません。
これを、毎日手動で行うのは、現実的には不可能でしょう。
なぜなら、新規の登録者は毎日増えていくからです。
ということは、登録日に応じたメールをそれぞれ分けて送信しないといけないことになります。
考えただけでもぞっとしますよね。
これが自動で実施できることは、非常に大きなメリットといえるでしょう。
オフラインで行うステップDM
ステップメールと言うと、Eメールで送信するものをまず思い浮かべると思いますが、実はハガキなどのオフラインのDMでも効果を発揮します。
ただし、コチラは毎日送るのではなく、2週間おきなど間隔を開けて送るようにします。
その理由は、人には行動するタイミングがあるからです。
たとえば、美容室で割引DMに興味があったとしても、髪を切ったばかりなら反応しようがありません。
ところが、数回に分けてDMを送れば、どこかでいいタイミングに当たるかもしれません。
つまり、1回目のDMで取りこぼした人や買うタイミングでなかった人を、2回目、3回目のDMでフォローできるというわけですね。
それから、人は忘れっぽい生き物です。だから、「DMの内容興味はあったのに、つい忘れてしまってた」なんてことはしょっちゅう起こるのです。
そして、一度忘れると思い出すことはほとんどありません。
そこで、2通目のDMを送ります。すると、「あ、行こうと思っていたやつだ」と思い出させることができ、結果としてレスポンスの向上につながるのです。
ただし、2回目以降のDMの反応は、1回目のDM次第です。
1回目でたいした反応がなかったDMを、再度送ったところでいい反応は見込めません。
1回目ですべった場合は、リストの見直しなど一度改善を加えるようにしてください。
ステップメール まとめ
ステップメールとメルマガは、似ているようですが目的が異なります。
これを理解して、戦略的にメールをマーケティングに使うことができれば、きっとより多くのお客様を獲得することができるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。