今回は、検索結果の上位にウェブサイトやブログを表示させるためのマニュアルです。
ウェブサイトやブログにとって永遠の課題とも言える「アクセス数の向上」を目的として、いかに検索エンジンに対して正しく自分のサイトを評価してもらい、検索結果の上位に表示してもらうのか、という具体的な手法を解説しています。
これからあなたがSEOを実施する上で、今回のコンテンツが少しでもお役に立てれば幸いです。
10分で出来る!何より先にやるべき対策!
冒頭から恐縮ですが、あなたが運営するウェブサイトやブログはあなたが考える最適なキーワードで検索したときに、何位に表示されていますか?
1位でしょうか?
1ページ目でしょうか?
それとも… 2ページ目でしょうか?
もしかして、3ページ目にも表示されてない?
もし、Googleの検索結果で3ページ目までに出なければ、検索ユーザーからのアクセスは見込めないでしょう。
なぜでしょうか?
ある調査によると、検索結果の1ページ目までしか見ないと回答したユーザーが39%、2ページ目まで見ると回答したユーザーが19%、3ページ目まで見ると回答したユーザーが9%となっているからです。
したがって、3ページ目までに表示されていないのであれば、表示されるようにあなたのウェブサイトに対策をする必要があるのです。
まずは、これからお伝えする何より先に10分で終わる「最も簡単なSEO対策」を行なってみてください。
2、3日後には順位が急上昇しているかもしれません。
10分で終わる簡単なSEO対策とは?
SEOの知識がない、時間がない、予算もない… そんな条件でも検索上位に食い込む方法は次の3つの対策を行うことです。
(1)ページのタイトルに上位表示させたいキーワードを入れる
(2)上位表示させたいキーワードを含んだ文章をページに追加する
(3)ページを更新したら、Googleにサイトを登録申請する
この3つの対策は、上位表示させたいキーワードで検索結果の上位に表示させるための最低限の必須対策です。
逆を言うと、この3つができていなければ、検索結果の上位に表示されることはないということです。
この3つの対策について簡単に説明をします。
(1) ページのタイトルに上位表示させたいキーワードを入れる
検索結果の上位に表示されているウェブサイトをご覧いただくと一目瞭然です。
実に9割のページのタイトルに、検索したキーワードが含まれていることが分かると思います。
これは検索エンジンにとって、タイトルの優先度が高いことを示しています。
繰り返しになりますが、タイトルにキーワードを含めないことは、検索結果から排除されてしまう大きな要因になるので、注意が必要です。
(2)上位表示させたいキーワードを含んだ文章をページに追加する
タイトルにキーワードを含めることと同様に本文中にもキーワードを含める必要があります。
ある調査の結果では様々なキーワードで上位表示されている1000サイトのうち、本文中に1度もキーワードを含んでないページはほぼ100% 存在しないことが分かっています。
最低でも1個以上のキーワードを本文に含ませてください。
(3)ページを更新したら、Googleにサイトを登録申請する
ページを更新しただけでは、検索エンジンのロボットがいつあなたのウェブサイトにやってくるのか分かりません。
検索エンジンロボットとは、ウェブサイトを読み取りにくるプログラムのことです。
そこで、こちらからGoogleのロボットを呼ぶために「GoogleにURLを追加」という作業をやる必要があります。
Googleにサイトを登録https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url?pli=1
※Googleのアカウントが必要です。
以上の理由でこの3つのSEO対策は大きな影響を与えます。
上位表示したいキーワードで、3ページ目までに表示されていないのであれば、この3つの対策をすぐに実践してみてください。
SEOとは何か?
SEOとは、あなたが求めるキーワードでユーザーが検索したときに、あなたのウェブサイトを検索結果の上位に表示させるためのマーケティング手法です。
1. SEOとは?
SEOとはGoogleやYahoo!などの検索エンジンで自社のサイトやブログなどを上位に表示させるための技術ノウハウです。
具体的には「Search Engine Optimization」(サーチエンジンオプティマイゼーション)の略で、サーチエンジンとは検索エンジン、オプティマイゼーションは最適化ということで、「サーチエンジンに対する最適化」を行うことをSEOと言います。
そして、SEOは広告ではないので広告費用は一切不要です。
実際に広告費用がかかるのは、検索結果の上段や右の欄にあるリスティング広告と呼ばれる「スポンサーリンク」「スポンサーサイト」の部分です。
2. なぜ、SEOなのか?
具体的にSEO対策をする理由は以下の6つです。
(1)検索サービスは電子メールに次いで利用されているサービス
現在、インターネット上でもっとも利用されているサービスは電子メールです。
多くの人がパソコンや携帯、スマートフォン、タブレット端末を使ってたくさんメールを利用しています。
そして、その次に利用されているサービスが検索サービスです。
検索サービスというのは、ご存知のとおり、キーワードを入力して検索すると、そのキーワードに合致したサイトを検索結果として瞬時に表示しれくれるサービスです。
インターネット白書によると、およそ80%のユーザーがウェブサイトへのアクセスに検索エンジンを利用しているという調査結果が出ていま す。
(2)検索エンジンを使って商品を購入する人が急増している
検索エンジンは、消費者の購買行動を大きく変えたサービスです。
実 際、電通が提唱したAISAS(アイサス)という概念にもあるように何かほしいものがあったとき、その情報を得るために雑誌や本を買ったりカタログを手に入れたりするのではなく、検索をします。
AISASとはそれぞれ
「A = Attention(注意)I = Interest(興味)S = Search(検索)A = Action(購買行動)S = Share(共有)」
という消費行動を端的に表した概念のことです。
(3)ユーザーの大半は検索結果を1、2ページしか見ない
検索サービスに何かのキワードを入れて検索すると、該当するウェブサイトが一覧でずらっと出てきます。
ほとんどの人は出てきた画面の上の方から順番に見て、スクロールさせながら、下に目をやり、自分が探している情報に関連のありそうなサイトを見つけたら、そのリンクをクリックしてウェブサイトを閲覧しま す。
しかし、ユーザーは該当したページのすべてに目を通すわけではありません。
例えば、検索したキーワードに対して5,000件のウェブサイトが該当しても、5,000件すべてに目を通すことは世界中探してもいないでしょう。
ある調査によると、検索結果の1ページ目までしか見ないと回答したユーザーが39%、2ページ目まで見ると回答したユーザーが19%、3ページ目まで見ると回答したユーザーが9%となっています。
つまり、全体の58%は2ページまでしか見ないということです。
そのため、SEOによって検索結果の上位に表示されなければ検索エンジンからの集客があまり期待できないと言えます。
(4)潜在顧客だけにリーチできる
検索キーワードはユーザーの興味・関心そのものです。
例えば、「自動車保険 見積もり」というキーワードを入力して検索エンジンを利用するユーザーはおそらく、自動車保険への加入を検討しているユーザーであると推定できます。
あるいは、「格安航空券 アメリカ」と検索するユーザーはきっとアメリカへの渡航を検討しており、格安航空券を販売しているサイトを探していると推察できます。
これにより、あなたの取扱う商材やサービス、情報に関心を持つユーザーを集客することができます。
(5)成約率(コンバージョン率)が高い
先ほども説明したように検索エンジン経由で訪れたユーザーはキーワードを通じて選別されています。
関心が比較的高いユーザーが集まってくるので、当然、成約(コンバージョン)する割合が高くなります。
成約(コンバージョン)とは、何かしらのアクションを起こすことを示します。
例えば、商品を購入する、申し込みをする、ダウンロードする、メルマガ登録するなどに当たります。
(6)費用対効果が優れている
SEOは掲載費用がかかる広告とは異なり、どれだけ表示されようが、どれだけクリックされようが、それに対するコストは1円もかかりません。
もちろん、SEO業者に発注すればそれなりのコストがかかりますが、自分でSEOを行えばコストはかかりません。
外注することを否定はしませんが、素人だからと言って、安易に外注するのではなく、まず簡単なものからご自身で対策していただくことをおすすめします。
3. SEO対策の基本的な考え方
検索エンジンは検索キーワードに該当するサイトをランダムに表示しているわけではありません。
検索エンジンはアルゴリズムという独自のプログラムで推奨するデータを順位付けして検索結果を表示しています。
検索サービスはキーワードで検索されたときに、そのキーワードに関する有益なサイトを表示させることを目的にしています。
それは、検索したユーザーが求めている情報を的確に表示させることができなければ、検索エンジン自体が使われなくなってしまうからです。
そのため、検索結果の上位に表示させるためには、サイトに掲載されているコンテンツが有益である必要があります。
この考え方を忘れてテクニックに走ってしまうと、長続きはしません。
もしかしたら、一時的に検索結果の上位に表示されるかもしれませんが、いずれ順位が落ちてしまうことでしょう。
4. SEO対策の2つの要素
Yahoo!およびGoogleがサイトの検索順位を決める要素は大きく分けて内部要因と外部要因の2つに分けられます。
内部要因とは、ページの中に検索キーワードが含まれるか否かといったサイト内部の要素を指し、外部要因とは外部のサイトから、どのようなリンクをどれだけの数もらっているかという、他のサイトが関連した要素を指します。
そして、SEOを目的に内部要因を強化することを内部SEO、外部要因を強化することを外部SEOと言います。
(1)内部SEO対策
内部SEOでは、htmlタグを調整して、検索エンジンが読みやすいページを作成します。
これが上手くいっていないと「ユーザーが使った検索キーワードの検索結果に表示されない」や「検索結果に不適切な紹介文が記載されている」ということが起きます。
内部SEOにおいては、こちらが想定したキーワードで検索したときに、自分のサイトが上位に表示されることはもちろんですが、その検索結果にどのような紹介文が記載されるかも重要なポイントです。
ユーザーは検索結果に表示された多くのウェブサイトの中から、タイトルや紹介文を見て、訪れる価値があると判断したウェブサイトにアクセスします。
したがって、いかに検索エンジンに適切な紹介文を表示させるかが大切になってきます。
実際のhtmlタグの調整は、一定の手順に従うだけですので、とくに難しいものではありません。
(2)外部SEO対策
一方、外部SEOでは、端的に言えば、外部からのリンクを獲得するということです。
Googleをはじめ、多くの検索エンジンは外部リンク(被リンク)の質と量でそのサイトの価値を図ります。
そのため、外部リンク(被リンク)を獲得することは、検索順位を上げるために非常に重要な要素になります。
良質なコンテンツを提供し、多くのユーザーに支持されることができれば、多くのリンクが貼られ、検索結果の上位に表示されるようになります。
5. SEO対策の4つのサイクル
SEOでは具体的に以下の4つのサイクルを行なっていく必要があります。
(1)キーワードの選定
(2)内部SEO(htmlの最適化)
(3)外部SEO(外部リンクの獲得)
(4)効果測定
また、手順1のキーワード選定から手順4の効果測定を順に行ったら終わりという短期的な施策ではありません。
手順4での効果測定の結果を元に、さらに手順1のキーワード選定に戻り、このサイクルを常に回していく必要があります。
6. SEOで結果を出すための7つの条件
SEOではすべて正しい情報が公表されてないことから、様々な憶測が飛び交いがちです。
細かい技術を除き、基本的に下記の条件を満たせば、SEOの効果がついてきます。
・最低でも10ページ以上、質の高いコンテンツを作成する
・定期的にコンテンツを追加・更新する
・ウェブサイトに関連のあるサイトにリンクを貼る
・少量でもいいので、質の高いリンクを獲得する
・被リンク(外部リンク)を継続的に獲得し続ける
・相互リンクと、一方的な被リンクをバランスよく増やす
・内部のhtmlの記述を最適化する
裏ワザのような技術は、紹介されたタイミングでは通用しても、逆にすぐにペナルティの対象になる場合もあります。
しかし、ウェブサイトの信頼性を高めつつ、基本に忠実にウェブサイトを運営する限り、そういうペナルティにはなりません。
新しい情報に振り回されずに、長期的に対策をすることが大切です。
キーワードの選定
キーワード選定とは、検索結果の上位表示させたいキーワードを選定する作業です。
キーワードの選定が間違っていれば、いくら検索結果の上位に表示されたとしても売上に繋げることは難しいでしょう。
そのためキーワード選定はSEO成功のカギとも言えます。
1. キーワード選定が成功への近道
特定のキーワードをいくつか選定し、上位表示を実現したとしても選定するキーワードを間違えては、SEO対策をする意味がありません。
具体的には誰も検索しないようなキーワードを選定してしまったり、あまたにも意味が広すぎるキーワードなどは選定してしまう場合です。
これらのキーワードではなかなか売上には結びつかないので、選定する価値は低いと言えます。
キーワードの選定では、できるだけたくさんのキーワードを集め必要なものに絞るという作業を行なっていきます。
2. ビックキーワードとスモールキーワードの特徴
繰り返しになりますが、SEOでは、キーワード選定で勝負が7割決まってしまうと言っても過言ではありません。
よく「競争の激しい○○というキーワードで上位○位以内に入りたい」 という声を聞きますが、必ずしも競争の激しいキーワードで上位表示されればいいというものではありません。
(1)ビックキーワードの特徴
- 当たれば大きい
- 競争が激しいため、順位の変動が多い
- 売上が安定しない可能性がある
- 上位表示されても競合と比較されて購入につながらないケースもある
(2)スモールキーワードの特徴
- ビックキーワードに比べてアクセスが少ない
- 多くのキーワードで上位表示しないとアクセスが集まらない
- 多くのキーワードで上位表示すると、アクセスが安定しやすい
- 競争が少ないため、順位変動も少ない
- 競合と比較されるケースが少ないため、価格勝負になりづらい
■注意点
人材業界のようにとにかくアクセスが一部のキーワードに集中している業界ではビックキーワードで勝負することを全面否定できません。
3. 基本的なキーワード選定の方法
キーワード選定で重要なのは、単に検索されたキーワードの検索上位に表示されるようにすることだけではありません。
検索エンジンを経由してアクセスしたユーザーは、「知りたい」ことがあり、それに関連する何かしらのキーワードを入力して、サイトを発見します。
したがって、検索エンジンでやってきたユーザーは、欲しい情報があなたのサイトになければすぐに立ち去ってしまうということです。
例えば、あなたが「民謡」に関するウェブサイトを探しているとします。
アクセスしたウェブサイトがもし、「ロック」などの関係のないキーワードで上位に表示されていたらどうでしょうか。
おそらく、関係のない情報を見てガッカリすることでしょう。
逆にきちんと正しいキーワード検索が行われて、非常に役立つ情報が書かれていれば、「お気に入り(ブックマーク)」にあなたのウェブサイトを登録して何度も訪れてくれるかもしれません。
つまり、適切なキーワードとキーワードにマッチしたコンテンツを用意しなければいけないということです。
では、具体的にどのようにしてキーワードを選定すればいいのでしょうか。
例えば、石鹸という商品を取り扱っているのであれば、まず関連するキーワードを集めます。
ざっと、下記のようなキーワードが列挙できると思います。
・石鹸
・石鹸 オーガニック
・石鹸 無添加
・石鹸 作り方
・石鹸 通販
・石鹸 手作り
・石鹸 送料無料
・石鹸 洗顔
・石鹸 口コミ
・石鹸 ランキング
・石鹸 ニキビ
・石鹸 クレンジング
・石鹸 人気
次に集まったキーワードに対して、検索したユーザーがどのような欲求を満たすためにそれぞれのキーワードを利用したのかを考えていきます。
例えば、「石鹸 作り方」と検索するユーザーにアクセスしたページで「格安石鹸ショップ!」と謳っても効果が薄いことは容易に想像できると思います。
先ほどのキーワードに想定される欲求を当てはめていくと下記のようになります。
・石鹸 → 目的不明
・石鹸 オーガニック → 目的不明
・石鹸 無添加 → 目的不明
・石鹸 作り方 → 情報収集欲
・石鹸 通販 → 購入欲 or 比較欲
・石鹸 手作り → 情報収集欲
・石鹸 送料無料 → 購入欲 or 比較欲
・石鹸 洗顔 → 目的不明
・石鹸 口コミ → 比較欲 or 購入欲
・石鹸 ランキング → 比較欲 or 購入欲
・石鹸 ニキビ → 情報収集欲
・石鹸 クレンジング → 情報収集欲
・石鹸 人気 → 比較欲 or 購入欲
このように検索したユーザーが満たしたい欲求を考えていきます。
この作業によって購入に繋がりやすいキーワードを選定することができます。
繰り返しになりますが、選定したキーワードが商品の購入に繋がらないものであれば、いくらSEO対策をして検索結果の上位に表示させたとしても、売上に繋げることは難しいでしょう。
したがって、キーワードを慎重に選択する必要があります。
4. 競合サイトからキーワードを選ぶ
競合のサイトや同業他社サイトのキーワードの傾向を参考にすると、スムーズにキーワードを選定することができます。
個人のサイトであれば、目標としているサイトやコンセプトが似通っているサイトを参考にするといいでしょう。
まずは、競合サイトで使われているキーワードをピックアップします。
競合サイトの<title>タグ、<h1>~<h6>タグ、アンカーテキストなどを抜き出して、どのようなキーワードが使われているのかをリサーチしま す。
そして、その中で、自分のサイトに欠けているキーワードがあれば、それを取り込んだコンテンツを用意します。
自分のサイトに存在しないキーワードで検索されると、検索結果に表示されることはありません。
もしかすると、自分たちが知らない間に、成果に結びつきやすいキーワードでどんどん検索されて、競合サイトにアクセスが流れているかもしません。
そういった事態を避けるためにも、競合サイトで使われているキーワードには常に注意を払う必要があります。
5. キーワード選定に役立つ無料ツール
インターネット上には、キーワード選定を手助けしてくれる便利な無料ツールがたくさんあります。ここでは4つのツールを紹介したいと思います。
Googleアドワーズ広告の広告主用ツール。
キーワード候補と検索ボリュームの傾向などが確認できます。
(2)シソーラス(類語)
いわゆる類義語辞典。あるキーワードの関連ワードを同義語、関連語、反義語などに分けて表示してくれます。
思いつかない言い換え語を発見することができます。
(3)Google トレンド
Google トレンドはキーワードランキングを掲載しているデータベースに検索キーワードのトレンドをグラフ表示してくれるツールです。
(4)はてなキーワード
はてなキーワードはブログ等で多く言及されたキーワードを集計しているサイトです。
多く検索されている話題のキーワードを発見することができます。
「注目されている言葉」という意味では非常に有効的です。
6. キーワードのベストな組み合わせを見つけるには
複数のキーワードの組み合わせは、一般的で頻繁に検索されるキーワードを第1キーワードとして、それを絞り込むための第2キーワードを追加するという考え方が一般的です。
自分のウェブサイトにはどういう組み合わせがいいのか、そもそも分からないという場合は、検索エンジンの関連検索ワードを参考にするとヒントが得られます。
例えば、Yahoo!とGoogleの場合、検索したいキーワードを入力してスペースキーを入力すると、関連キーワードも列挙してくれます。これを参考にすることで候補を簡単に見つけることができます。
内部SEO
内部SEOとは先述したとおり、自らのサイト内で行う施策です。ページ内に任意のキーワードを散りばめたり、ページ同士にリンクを張り合うといった、サイト運営者が独力で行うことのできる作業が多いので、まずは内部SEOを行なっていきましょう。
1. <head>内のタグについて
文字コードタグは、HTMLファイル内で日本語を使用するタグよりも上に設置します。
そのため、<head>~</head>内で一番、初めに記述しましょう。
なお、文字コード「utf-8」「shift_jis」「euc-jp」などの種類によってSEOに影響が出ることはありません。
2. タイトルにキーワードを含める
冒頭でも説明したとおり、ページのタイトルとなる<title>タグは、検索エンジンへの影響がとても強く、<title>タグの文中に対策キーワードを設定することは必須です。
長文になった場合、検索結果が画面上で省略されてしまう場合があります。
重要なキーワードは文頭にサイト名を文末に含めた全角31文字の文言を作成しましょう。
下層のページに関しても、同様に重要なキーワードを<title>タグの前方に設置し、検索結果画面に表示される範囲内(全角31文字)の文章構成にします。
ポイント
・全角31文字でキーワードを1~2個含むタイトルを作成する
・ユーザーが見たときに不自然でないか、魅力的であるかをチェックする
・キーワードを絞り込むほど検索エンジンに評価されるため、キーワードを欲張らない
3. 総単語数とキーワード出現率
検索エンジンはページ内に含まれる一定量のキーワードが含まれたページを評価します。
総単語数とは、ページ本文中に存在する単語の数です。同一単語の重複もカウントして考えます。
一方、キーワード出現率とは、上位表示させたいキーワードが、そのページ内の総単語数の中で何パーセント含まれるのかを表す数値となります。
1000の単語があるページ内に特定のキーワードが10あれば、1%がキ ーワード出現率となります。
そのページのテーマを表すキーワードは、ページ内で最も多く使用されているのが通常です。
例えば、ワイン販売のページで「ワイン」という単語が極端に少なかったら、検索エンジンはそのウェブサイトがワインについて言及されているページと判断しづらくなります。
また、検索エンジンは有益なコンテンツを掲載しているサイトを好みます。
実際、検索結果の上位に表示されているページは情報量が多いページがほとんどです。
ページ内の総単語数を500語以上にする
ページの総単語数は、上位サイトが500語以上の単語数のページが多いという結果があります。
500語という数値にとらわれる必要はありませんが、相応の文字数があったほうが、検索エンジンに対して有利と言えます。
ページ内で重要なキーワードを複数回数使用する
検索結果ページは、本文中に検索キーワードを一定数以上使用しています。
検索上位ページの平均値をとると4%前後です。
上記の総単語数500 語の中の4%は20語。
したがって、1ページ内に20回程度、重要なキー ワードを含めることをおすすめします。
また、検索エンジンにページのテーマや内容を認識させるためにも、対策キーワードを含んだプレーンテキストの設置が重要になります。
■コンテンツ設置例:対策キーワード「コピーライティング」の場合
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]
あなたもご存知のとおり、ビジネスは文章によって支配されています。
今、あなたが見ているこのページも文章ですし、メルマガもホームページも文章によってできています。
実際、コピーライティングの力で人を動かすことができれば、売上が上がることは容易に想像できると思います。
ですが、コピーライティング(文章でセールスするスキル)を簡単に身に付けることは難しいのが、正直なところです。そこで今回…
[/st-mybox]
上記のように対策キーワードを含めたプレーンテキストをバランス良く設置します。
ただし、対策キーワードの過剰設置には注意が必要です。
テキストコンテンツが少ないサイト(画像やアンカーテキストを中心に構成されているページ)は、検索エンジンが対象ページのテーマの判別もつかなくなり、良い評価の獲得が難しくなります。
対策キーワードや類似キーワード、関連キーワードを含めたテキストをページ内にバランスよく設置することをおすすめします。
プレーンテキストとは、<p>タグを使用して設置することで、このテキストが本文であると検索エンジンに伝えることができます。
キーワードの出現率を高めるには…
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]
・代名詞をキーワードに置き換えてみる
(これ、それ、あれ、こちら)
・略語を使わない(スタバ → スターバックス)
・言葉の言い換えを用いてみる(パソコン ↔ PC)
・具体的に述べる
・文章の書き出しでもっとも重要な結論を述べる
[/st-mybox]
4. キーワード出現率を確認するツール
・SEOチェキ!キーワード出現頻度 http://seocheki.net/
・SEO Tools http://www.seotools.jp/
5. ドメインやURLを変更せず長く使う
5年、10年と長く運営されているサイトは検索エンジンに高く評価される傾向があります。
設立が古い会社に信頼があるように、ウェブサイトも同じことが言えます。
公開されたウェブサイトはURLを変えずに長く使うことが重要です。
また、万が一ドメインやURLを変更する場合は301リダイレクトの設定をしましょう。
Googleにおいても新しいドメインに変更する場合のガイドラインとして301リダイレクトを推奨しています。
これによって、これまでのリピートユーザーが同じアドレスでもアクセスでき、PageRankや検索順位も引き継げることになります。
6. Javascript・CSSの直接記述について
Javascript・CSSは直接、コンテンツと関係ない部分となりますので、HTMLソースに直接、記述するのではなく、外部ファイル化を行うことをおすすめします。
外部ファイル化を行うことで、HTMLソース内が簡潔になり、検索エンジンがスムーズにソース内のコンテンツ部分をクロールすることができます。
7. noindexについて
<head>タグ内にインデックスを妨げる【noindex】が入っている場合、削除します。
noindexとは、検索エンジンのクローラーがWebページを巡回してきた時に、当該ページをインデックス登録されないように指定するHTMLタグのことです。
noindexを設置することにより、GoogleやYahoo!などの検索エンジン に対して登録拒否を宣言し、検索結果に表示されないようになります。
設置方法としては、1ページずつHTMLを設置する方法と、robots.txtフ ァイルで設置する方法があります。
noindexは、Webサイトを公開環境でテストする際に、検索結果にテスト用のWebページが掲載されるのを防ぐためなどに用いる方法ですので、インデックスさせたいページに設置がある場合は、必ず外すようにしましょう。
WebページのHTMLごとに設置する場合
noindexを使用する場合、<head>内で下記のように記述します。
<meta name=”robots” content=”noindex,nofollow”/>
⇒ そのページをインデックスされないようにします。
<meta name=”クローラー名を指定” content=”none”/>
⇒ 特定のクローラーを拒否します。
なお、nofollowは、ページ内のリンク先をクローラーが追跡しない
ように指定するものです。上記のようにnoindexと一緒に設置する
ケースが一般的です。
robots.txtファイルで設置する場合
User-Agent:*
Dissallow:/ディレクトリ名
8. canonical属性について
インデックスさせたいページに、他のURLが設定されたcanonical属性が設置されている場合、canonicalで指定されたURLが優先され、本来インデックスしたいページがインデックスされません。
インデックスさせたいページに他のURLが指定されたcanonical属性がある場合は、外すようにしましょう。
canonical属性とは、検索エンジンに正しいサイトのURLを認識させるために使用します。
例えば、同じサイト(ドメイン)でも、www.●●.com、●●.comなどのwwwの有無や●●/default.asp?code=123といった具合に、解析用 パラメータをつけたり、index.html以外のファイルをトップページに設定することで、複数の異なるURLを持つケースがあります。
その場合、検索エンジンに優先したいURLを提案するためにcanonical 属性を使用します。
canonical属性の設置例
<link rel=”canonical” href=”URL”/>
参考サイト
9. meta descriptionの設定
<meta>ディスクリプションは、検索結果上でそのページの説明文として表示されます。
対策キーワードを含め、検索結果上に表示される全角
100文字前後の文章を構成し、ユーザーに訴求できる魅力的な説明分にしましょう。
下層のページに関しても、同様に各ページの内容に適したユニークなmeta descriptionの設置をします。
meta name=”description”の記述方法
記述方法は、<meta name=”description” content=”ここにサイトの概要文~”>の中に文章を書き、<head>~</head>内に貼付けます。
ここに記述した文章は、検索結果のタイトルの下の説明文として表示され、ユーザーのクリック率に影響します。
重要なキーワードを含めつ つ、検索ユーザーにとっても魅力的に映るサイトの紹介文にしましょ う。
10. meta keywordsの設定
検索結果の順位付けの要因として強く働いている部分ではありませんが、Google以外の検索エンジンにページと関連性があるキーワードとして認識させる部分になります。
各ページのテーマや内容に合ったキーワードを優先度の高い順に設置することをおすすめします。
下層ページに関しても、各ページの内容に適したmeta keywordsタグを設置し、重要なキーワードが前方(左側)にくるようにします。
meta name=”keywords”の記述方法
descriptionと同じく、<meta name=”keywords” content=”キーワード1,キーワード2,キーワード3,~” />というように「,」カンマで区切りながら、重要なキーワードを記述し、<head>~</head>内に貼り付けます。
キーワードをたくさん記述しているページも存在しますが、それでは本当に重要なキーワードが伝わりません。1~3個程度、記述するのが適量です。
11. 見出しダグ<h1>の設定
<h1>タグはそのページの大見出しを意味し、SEOにおいて非常に重要な要素の1つです。
ソース上部に画像やリンクがされていない対策キーワードを含めた簡潔なプレーンテキストを設置します。
<h1>タグは1ページに対して1箇所のみの設置がルールです。
下層のページに関してもテーマや内容に合ったユニークな<h1>タグを設置します。
12. 見出しタグ<h2>~の設定
見出しタグはユーザーにページ構成を示すために使用します。
もっとも重要であることを示す<h1>から順に<h6>までの6種類があります。
<h1>⇒<h2>⇒<h3>…の順番を遵守し、目次を作るようなイメージでユーザーがページ内容を把握しやすいように構成します。
また、<h●>タグは見出しになりますので、他のページへのリンクを設置することは避けましょう。
見出しタグの注意点
・見出しタグに他のページへのリンクを設置することは適切ではありません。
・論理タグ同士の入れ子はNGです。
・文章レベルを無視した使い方をしない
NG例
<h2><strong>●●●●…</strong></h2>
<strong>は「強調」を意味し、数多く設置することで検索エンジン
がどの部分を強調するのか迷う可能性があります。
見出しタグの目安
h1・・・ページ全体のタイトル(ページ内で1箇所)
h2・・・大見出し(ページ内で2~4箇所)
h3・・・中見出し(ページ内で5~10箇所)
13. <p>タグを適切に使う
<p>タグは段落を表す論理ダグです。
ある程度まとまった文章をページに記載する場合、<p>タグを使うことで検索エンジンはそこに文章があることを理解します。
とくにニュースやコラム、商品やサービスの紹介などある程度の文字数を使う文章や段落分けが必然的に行われるような場合は<p>タグを使用します。
一般的に段落と段落の間を単に<br/>タグ(改行タグ)で済ませてしまう人が多いですが、検索エンジンを念頭においてきちんと論理構造を明示することをおすすめします。
14. <ul><ol>タグを適切に使う
<ul>タグや<ol>タグは箇条書きをおこなう時に使用するタグです。
<ul> は番号なしの箇条書き、<ol>は番号付きの箇条書きをする時に利用します。
<br/>を使った箇条書きのNG例
売上を上げる方法<br/>
・顧客数を増やす<br/>
・購入金額を増やす<br/>
・購入頻度を高める<br/>
<ul>を使った正しい箇条書きの例
売上を上げる方法<br/>
<ul>
<li>顧客数を増やす</li>
<li>購入金額を増やす</li>
<li>購入頻度を高める</li>
</ul>
15. <strong><em>タグを適切に使う
ページ上で強調したいキーワードに<strong>タグや<em>タグを使うことも有効的です。
ここで判断する「強調」の基準はページとの関連性があり、検索結果の上位に表示させたいキーワードになります。
例えば、石鹸の商品ページであれば、「石鹸」を強調します。
なお、これらのタグを使用する目的は、ページ上で相対的に重要なキーワードを検索エンジンに明示することです。
該当ページに出現するすべてのキーワードを強調する必要はありません。
目安として1ページあたり2~3個程度で十分と言えます。
また、ページ上に出現するありとあらゆるキーワードを強調してしまうと、「強調」の意味がなくなりますし、検索エンジンスパムと判定される場合もあります。
16. 内部リンクについて
内部リンクは、関連性があるページからのリンクとして検索エンジンから評価されます。
サイト内の全ページから対策ページに向けたリンクを設置しましょう。
また、リンク先の内容が伝わりやすいアンカーテキスト(リンクが設置されたテキスト)を設置するようにしましょう。
分かりやすく正確なナビゲーション
ユーザーがトップページから迅速に目的のページにたどり着けるように、カテゴリを適切に分類して情報を整理しましょう。
情報を正確に整理することで、わかりやすく正確なナビゲーションを設置することができます、それによりクローラーにとっても、サイト内の情報を巡回しやすくなり、クローラビリティが向上します。
・ユーザー用(sitemap.html)と検索ロボット用(sitemap.xml)
の2つのサイトマップを設置
・検索ロボットが巡回しやすいようにアンカーテキストのナビゲー
ションを設置
・階層が整理されていない複雑なナビゲーションを設置しない
・何度もクリックしなければ、目的のページへたどり着けないよう
な構造にしない
パンくずリスト
パンくずリストとは、ユーザーが現在サイト内でどの階層に位置しているのかを表示したものです。
主にサイト上部左に設置されています。
これを使うことで上層ページやトップページにすぐ戻ることができます。
深い階層構造をもつサイトでパンくずリストがない場合、ユーザーは戻りたいページにたどり着きづらくなってしまいます。
■パンくずリストのソース例
<ul>
<li><a href=”/”>Home</a></li>
<li><a href=”/”>コピーライティング</a></li>
<li><a href=”/”>これで売れる文章が書ける!12のライティングメゾッド</a></li>
</ul>
※パンくずリストはナビゲーション部分になりますので、リストタグが適切です。
アンカーテキストのナビゲーション
アンカーテキストでナビゲーションを設置することで検索ロボットが巡回しやすくなり、検索エンジンから良い評価を受ける可能性が高くなります。
検索エンジンクローラーは最もアンカーテキストによるリンクを好むため、SEO的に効果の高いリンクと言えます。
テキストで設置されたナビゲーションのソース例
<ul class=”menu”>
<li><a href=”ecdaikou.html”>ネットショップ運営代行</a> | </li>
<li><a href=”ecconsulting.html”>ネットショップコンサルティング
</a> | </li>
<li><a href=”knowhow.html”>ネットショップ成功ノウハウ</a> |
</li>
<li><a href=”qa.html”>よくあるご質問</a> | </li>
<li><a href=”company.html”>会社情報</a> | </li>
<li><a href=”info.html”>お知らせ</a> | </li>
<li><a href=”contact.html”>お問い合わせ</a> | </li>
</ul>
不自然なアンカーテキストの設置
アンカーテキスト内に不自然なテキストを含ませることは、検索エンジンに特定のキーワードの過剰埋め込みと判断される可能性があります。
リンク先の内容が簡潔に分かるようなアンカーテキストで設置することをおすすめします。
■不自然なアンカーテキストの例
<a href=”http://SEO対策ナビ.com/”>SEO・集客・インターネット
広告・SEO対策ナビ.com</a>
■自然なアンカーテキストの例
<a href=”http://SEO対策ナビ.com/”>トップページ</a>
画像リンクについて
サイト上部のロゴ部分でよく使用される画像リンク。
画像リンクを設置する際は必ず画像の内容と一致したalt属性を設置します。
alt属性とは画像が表示されないブラウザやスクリーンリーダーなどを使用しているユーザーの環境に対して、代替テキストとして表示させるテキストを指します。
検索エンジンは、画像のaltテキストを読み取り、どういった画像なのかを認識します。
また、リンク画像の場合、altテキストをリンク先の情報として読み取ります。
●画像リンクのソース例
<a href=”http://・・・・・.com/”><img src=”images/
logo.jpg” alt=”・・・・・.com”></a>
●不自然な画像リンクのソース例
<a href=”http://・・・・・.com/”><img src=”images/
logo.jpg” alt=”売上アップ・SEO・ネット集客なら・・・・・.com”></a>
<a href=”http://・・・・・.com/”><img src=”images/
logo.jpg” alt=”売上アップ・SEO・ネット集客なら・・・・・.com”></a>
alt属性に不自然なキーワード配置など、本来の画像と関係ないテキストの設置はスパム行為とみなされる場合があります。
画像の内容と一致したテキストを設置してください。
ポイント
サイトのナビゲーションが画像リンクだけの場合は、フッターなどにアンカーテキストのナビゲーションを設置しましょう。
対策URLとリンクURLの一致
正しい情報を検索エンジンに伝えるためにも、対策URLとリンクURLの統一を図るようにしましょう。
■対策URLとリンクURLの一致しているアンカーテキスト対策URL:http://・・・・・.com/
<a href=”http://・・・・・.com”>TOP</a>
■対策URLとリンクURLが一致していないアンカーテキスト
<a href=”http://・・・・・.com/index.html”>TOP</a>
リンクに設置されているtitle属性
リンクに設置されているtitle属性のテキストがalt属性と重複していると検索エンジンに特定のキーワードの過剰埋め込みと判断される可能性があります。
リンクに設置されているtitle属性は、削除しましょう。
■title属性とalt属性の内容が重複しているリンク
<a href=”http://・・・・・.com/”><img src=”images/
logo.jpg” alt=”・・・・・.com”title=”・・・・・.com”/></a>
17. サイト構造の最適化
自然で簡潔なディレクトリ構造にする
ユーザビリティーの向上や検索エンジンがサイト内をクロールしやすくするためにも、ディレクトリ構造は複雑にせず、簡潔な構造になるようにしましょう。
また、コンテンツのカテゴリやファイル名はページ内容を推測できるような名前で設置し、ユーザーや検索エンジンに対して分かりやすいページURLやサイト構造になるようサイトの設計を行いましょう。
ポイントと注意点
・内容に合ってないディレクトリ名を使わない
・深い階層構造にしない
・不可解なパラメータがたくさん入っているURLは使わない
・1つのページに対するURLの表記を統一する
・特徴のない一般的なファイル名を選ばない
・seo-service-seo.htmlのようにキーワードを過度に使わない
1つのページに対するURLの表記を統一する
1つのページに複数のURLがあるとページへの評価が分散されてしまいます。
該当する場合は301リダイレクト設定で対応してください。
■注意点
・サイト内のリンクでwww.のあるバージョンとないバージョンのURLを混在させない
・URLの中で不必要に大文字を使わない
発リンクについて
発リンクとは、ページに設置されているリンクのことです。
内部リンクと外部リンク両方を指します。発リンク数は外部リンク数と内部リンク数を足した数です。
Googleは「1ページのリンクを妥当な数に抑えます」と公言しています。
また、発リンク数が過剰だと検索ロボットが巡回しづらくなるのでユーザーの利便性も考慮してページを分割して数を減らし調整する必要があります。
外部リンク
外部リンクとは外のサイト(別ドメイン)に設定されているリンクのことです。
外部(別ドメイン)へリンクを貼ることにより、サイトの評価を渡してしまいます。
外部リンクの設置数が過剰なページは設置リンクを極力減らしましょう。
内部リンク
内部リンクは、内部(同一ドメイン)のページ同士のリンクのことを言います。
適切に内部リンクを設置することによりユーザーがページをスムーズに移動できるようになり、ユーザービリティが向上します。
ユーザービリティの向上は検索エンジンから良い評価を得ることにつながります。
関連性があるページからのリンクは検索エンジンから評価されますので、積極的に設置しましょう。
ページの更新・追加
検索エンジンは古い情報よりも新鮮な情報を好みます。
また、更新頻度が高ければクローラーの来訪頻度も高まりますので、可能な限り更新をしましょう。
また、検索エンジンはより多くの情報が掲載されているサイトを好みます。
サイトボリュームというのはページごとの情報量を指すのではありません。
充実した内容のコンテンツを有するページを増やしていくことが求められます。
また、ページ数を増やすことで多くの内部ページからのリンクを集めることができます。
ポイント
・ニュースやお知らせ、How Toなどのコンテンツを設置し、定期的に更新しましょう
・日々ページが使いされていけば、ページの更新頻度も高まり、クローラービリティも高くなるなど多くのメリットが得られます。
18. サイトマップの作成
サイトマップには大きく分けて2種類あります。1つは、サイト閲覧者用のサイトマップ、もう1つはクローラー用(検索エンジン用)のサイトマップです。
いくら素晴らしいサイトをつくっても誰にも見られることがなかったらこの世に存在しないサイトと同じです。
多くの人たちに見てもらうためには、まずクローラーに認識(キャッシュ、インデックス)してもらう必要があります。
htmlサイトマップの作り方(閲覧者用)
htmlのサイトマップは、通常のWebページと同じように作成します。
基本的には、すべてのページへのリンクを貼りますが、ページ数が膨大な場合は、主要なページヘリンクするか、サイトマップを数ページつくります。
ページ作成後は、サーバーのルートディレクトリ(一番上の階層)にアップロードします。
URLは、http://●●●.com/sitemap.htmlとなります)
xmlサイトマップの作り方(クローラー用)
xmlサイトマップは、xmlタグで構成されており、サイトマップのすべてのデータ値には、エンティティのエスケープ処理を行い、ファイルはUTF-8エンコードで作成する必要があります。
テキストエディタなどで手作業でも作成できますが、サイトページ数が多いと手間がかかるうえ、面倒なのでサイトマップを自動作成してくれるツールを利用することをおすすめします。
URLは、http://●●●.com/sitemap.xmlとなります)
xmlサイトマップ作成ツール http://www.sitemapxml.jp/
また、xmlサイトマップを作成後は、Googleウェブマスターツールを使って、Googleに送信します。
Google ウェブマスターツールwww.google.com/webmasters/tools/?hl=ja
※Googleアカウントが必要になります。
19. 検索エンジンに巡回登録する
巡回登録とはGoogleに対して検索エンジンロボットをあなたのサイトに呼び込むためのサービスです。
GoogleにはURLを登録するフォームが用意されています。
ページを更新後、Googleに巡回登録することで、検索エンジンにインデックスさせ るスピートを早めることができます。
■Googleにサイトを登録https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url?pli=1
※Googleのアカウントが必要です。
外部SEOについて
外部SEOとは端的に言えば、外部からのリンクを獲得するということです。
Googleをはじめ、多くの検索エンジンは外部リンク(被リンク)の質と量でそのサイトの価値を図ります。
そのため、外部リンク(被リンク)を獲得することは、検索順位を上げるために非常に重要な要素になります。
1. リンク要素の仕組み
検索エンジンは外部サイトからのリンクを「支持投票」と見なします。
そのため、当然リンクを貼られる数が多ければ多いほど検索エンジンに評価されます。
つまり、多くのウェブサイトからリンクが貼られていると、それだけ支持されていると評価されるということです。
しかし、リンクの場合、評価ポイントはそれではありません。
検索エンジンはリンクの数だけでなく、質も重要視しています。
なぜなら、リンクを多く獲得すれば評価されると知って手当たり次第にサイトを作成し、上位表示させたいサイトに集中的にリンクを貼るスパム行為を行う人がいるからです。
それでは、次のトピックからは具体的に検索エンジンはどのようなポイントを評価するのかを紹介します。
2. 外部リンクは自然に貼られることが一番
自然にリンクが貼られるというのは、あなたが普段通りにウェブサイトで発信していく情報に対して、誰かが自然にブログやホームページからリンクを貼るということです。
つまり、ユーザーにとって有益な情報、他の人にも紹介したいと思わせる情報が基本ということです。
どんなにテクニックを使っても、本質的に良い情報を発信するサイトにはかなわないのです。
誰かが良いと思ったサイトやページへリンクを貼るというのは、サイト運営者がSEOを意識する、しないに関わらず行われる行為です。
誰かが自然に貼ってくれるようなリンクを「自然リンク」と言いますが、SEOで最も必要な外部リンクはこうした自然リンクです。
検索エンジンは、リンクの解析を通じて、本当にユーザーから支持されている優良なサイト(ページ)を識別しようとします。
このとき、自然リンクが集まったサイトが好まれます。
逆にSEOを意識しずぎて特定のパターンで大量のリンクを貼ることは人的なリンクとして検索エンジンから嫌われます。
3. 無料ディレクトリを利用する
ディレクトリサービスに登録すると、結果的に被リンクが作成されて、SEOの効果を上げることができます。
・ディレクトリスト http://1ot0.com/
・dtn http://www.dtn.jp/
この二つ以外にも「ディレクトリ登録 無料」などで検索をすれば、無料のディレクトリサービスを紹介しているページが複数出てくるでしょう。
ただ、注意事項としては、登録すべきサイトの判別です。
現在、リンク集のページは必ずしも検索エンジンから高い評価を受けているわけではありません。
むやみに登録することで、逆に検索エンジンからペナルティを受けているサイトに登録してしまい、悪い影響を受ける可能性もあります。
そのため、ディレクトリサービスのトップページのページランクを調べて、「Page Rankが3以上」などを基準にして登録することをおすすめます。
■Google PageRank Checker http://pagerank.bookstudio.com/
上記サイトでGoogleのページランクを確認することができます。
4. 有料ディレクトリを利用する
有料ディレクトリサービスの最大のメリットは、ペナルティの心配がなく、質の高い優良なリンクを数多く獲得できることです。
各ディレクトリサービスによって、料金などの条件や登録先の提携サイトなどが異なりますので、よく調べてから申し込むようにしましょう。
クロスレコメンド
http://www.xlisting.co.jp/Service/Xrecommend/index.html
Biglobe、@nifty、excite、goo、OCN、ODNなど国内有数の大手ポー タルサイトに登録されます。
こちら以外にも「ディレクトリ登録 」などで検索をすれば、有料のディレクトリサービスを紹介しているページが複数出てくるでしょう。
5. プレスリリースを利用する
プレスリリースというと、大手企業が行うものという印象を持つかもしれませんが、大小さまざまなプレスリリースを掲載するサイトがあります。
「プレスリリース 無料」などで検索すると、たくさんのプレスリリースサイトが出てきます。
プレスリリースはSEOに効果的なケースが多くあります。
プレスリリースにリンクを掲載してもらえる形式のものであれば、被リンクを獲得することができます。
とくにプレスリリースサイトの質が高ければ、優良な被リンクを獲得できることになります。
仮にリンクを掲載してもらえない場合でも、プレスリリースは、検索結果の上位に表示されやすいので、あなたの会社名やサービス名、商品名が検索エンジンで上位表示される可能性が高まります。
プレスリリースゼロ
その他、「プレスリリース 無料サイト」で検索すれば、いくつかヒットするので、ぜひ登録することをおすすめします。
6. IPアドレスが重複しないリンクを多く獲得する
検索エンジンは重複のない純然たる外部リンクの数をカウントするために、「IPアドレス単位」での外部リンク数を評価する仕組みが取り入れられています。
IPアドレスとは、本来、PCやサーバなどの通信機器に割り当てられた識別番号のことです。
210.201.201.135のように、12桁の数字で構成されています。
一般的 には、ウェブサイトのIPアドレスがそれぞれ異なれば、サーバ及び畝医 者レベルで別々であると考えられます。
例えば、レンタルサーバを契約し、その1契約に割り当てられているサーバのIPアドレスは通常、1つだけです。
そのため、そのサーバの中に10個のドメインを割り当て、10のサイトを立ち上げたとしても、IPアドレスはすべて同一となります。
それら10のサイトからリンクを獲得しても、Googleから見れば、1つの関連性のあるグループからのリンクに過ぎず、実質的には、10サイト分の外部リンク効果は得られません。
そのため、多用な手段で多様なサイトからリンクを獲得する必要があるのです。
(1)検索エンジン登録
Yahoo!やGoogleといった大手検索エンジンの他に中小の検索エンジンは数千以上存在します。
ただし、先ほど解説したディレクトリと同様に
「PageRank」を確認した上で登録をしていきましょう。
(2)相互リンク
検索エンジンで以下のように検索をすれば、相互リンクを募集しているサイトがたくさん出てきます。
自分のサイトに関係するキーワード + 相互リンク
とくにウェブサイトを立ち上げたばかりのときは、自分のサイトからリンクを増やせるよう、積極的に動きましょう。
また、相互リンクを申し込む際には、まず礼儀として、先に相手のリンクを貼ってから、メールを送るようにしましょう。
関連するサイトを複数のサイトを運営している場合は、お互いに相互リンクさせることで外部リンクを獲得することもできます。
ポイント
・相手を選んで相互リンク依頼をする
・相互リンクのための相互リンクサイトは避けること
7. 異なるドメインからのリンクを獲得する
検索エンジンは、評価に値する被リンクの総数を判断する上で、それぞれのリンクがどれだけ他のリンクと重複しないユニークなものであるかを判断します。
具体的にそのユニークさは以下のような要素で判断されます。
・固有のIPアドレスを持っている
・固有のドメインを持っている
・固有のテキスト情報を持っている
・固有のURLを持っている
同じ100件のリンクでも、1つのサイトの100ページからリンクされるより、100のサイトから1ページずつリンクされた方が信頼性は高くなります。
8. ページランクの高いサイトからのリンクを獲得する
ページランクとは、ページの格付けとなるもので、点数表示を使う、その点数でページの価値や信頼性を示すというものです。
ページランクは、主にそのサイトの被リンクの質と量により決定されます。
ページランクの高いページから、より多くのリンクを獲得したサイトに、高いページランクが付与される仕組みです。
ページランクの動作概念図
ウィキペディアより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/ページランク
9. 同テーマのページからリンクを獲得する
検索エンジンはリンク元の質と量を評価基準としています。
さらに、リンクの質に関わる要素として、テーマの関連性の観点もページ評価の基準になっています。
例えば、
1、化粧品の通販サイトのページに化粧品のレビューサイトからリンクが貼られている。
2、化粧品の通販サイトのページにゲームの攻略サイトからリンクが貼られている。
この場合、化粧品の通販サイトのページ評価を高めるのは、1、のようなテーマの近いリンクです。
よく1000件のリンク販売というようなサービスを見かけますが、こうしたサービスはリンクの数を目玉にしていますが、実際のSEO効果が薄いどころかスパム判定される可能性もあります。
10.ソーシャルブックマークの登録数を稼ぐ
はてなブックマークやYahoo!ブックマークなどのソーシャルブックマークの登録数はいわば優良サイトの証です。
ソーシャルブックマーク登録をされることで、GoogleやYahoo!から特別な評価を受けることができるというわけではありませんが、被リンクを獲得できるため、SEO効果を得ることができます。
また、ソーシャルブックマークを参考にしている検索ユーザーも多いことから、好印象を与えクリックしてもらえる可能を高める意味でも効果的といえます。
必要なことは、ブックマーク登録が行いやすい環境を用意することです。
以下のサイトからブックマーク・アイコンを取得して、ウェブサイトに設置しましょう。
はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/guide/bbutton
11.アンカーテキストに気を配る
検索エンジンは、ページに含まれたキーワードの他にテキストリンクのアンカーテキストに書かれたキーワードも重要視しています。
アンカーテキストの重要性が分かりやすい事例を紹介すると、下記になります。
「こちら」というキーワードで検索で検索した場合の検索結果は、Adobe社のFlash Playerのインストールページが一番上に表示されます。
これは、「Adobe Flash Playerのインストールはこちら」という形でリンクが貼られていることが多いからです。
アンカーテキストの重要性は外部リンクでも内部リンクでも変わりません。
したがって、自分でコントロールが可能な内部リンクでは、アンカーテキストとして用いる文字列には、なるべくキーワードを含むようにしましょう。
悪い例:ビジネス書に関するページはこちら良い例:ビジネス書に関するページ
12.バナー画像を用意してリンクを促進
バナー画像とは、ウェブサイトをアピールするために作成する小さな画像のことです。
外部サイトからあなたのウェブサイトへリンクを貼ってもらう際に、その画像を使ってリンクを貼ってもらうことで、テキストだけのリンクよりも、リンクの存在を強くアピールすることができま す。
また、ウェブサイトには、htmlサンプルなどを載せて、リンクを貼りたい人が迷わないようにしておくことも大切です。
この場合、画像に「altタグ」にキーワードを埋め込むことも忘れてはいけません。
キーワードを埋め込んだhtmlの記述例
<a href=”http://●●●.com/” title=”SEO対策ナビ”><img
src=”http://●●●.com/images/banner.jpg” alt=”SEO対策ナビ”
width=”100” height=”30” border=”0”></a>
13.リンク切れは評価ダウンにつながる
リンク切れとは文字通り、そのページに貼られたリンクが正しくなかったり、リンクしていたページがなくなってしまったりして、リンクをクリックしてもリンク先にアクセスできない状態のことです。
検索エンジンは、回収したページのリンクをたどることで新しいページにアクセスしてきます。
そして、リンク切れを見つけた場合、そのページ(リンク切れのリンクを貼ってあるページ)の評価は下がってしまいます。
これはリンク切れがあると、そのページはきちんとメンテナンスがされていない、もしくは作りかけで完成していないページだとみなされてしまうからです。
また、リンク切れをなくすということは、Googleが公開する「ウェブマスターのためのガイドライン」にも明記されています。
ページ内にリンク切れがあると、アクセスしたユーザーも期待したリンク先に行けず、ストレスを感じてしまいます。
インターネット上に公開されているウェブサイトは、突然なくなる可能性も少なくありません。こまめにチェックして、リンク先を修正しましょう。
リンク切れをチェックするツール
・Broken Link Checker(ワードプレスプラグイン)
14.無料ブログからバックリンクを獲得する
これは無料ブログのIDを大量に取得し、上位表示させたいウェブサイトへの被リンクを獲得するということです。
無料ブログというとサイバーエージェント社が提供するアメーバブログが代表的ですが、それ以外にもFC2やSEESA、JUGEMなど様々な無料ブログサービスがあります。
それらの無料ブログサービスにてブログを解説し、上位表示させたいサイトへのリンクを貼っていきます。
これにより、異なるIP、ドメインからのリンクを獲得することができます。
■無料ブログサービス一覧
- アメーバ http://ameblo.jp
- エキサイト http://www.exblog.jp
- FC2 http://fc2.com
- Seesaa http://blog.seesaa.jp
- livedoor http://blog.livedoor.com
- ジュゲム http://jugem.jp
- 忍者ブログ http://www.ninja.co.jp/blog
- ビタミンR http://adgjm.net/blog/info.htm
- はてなダイアリー http://d.hatena.ne.jp/
- chip http://b.chip.jp
- Autopage http://autopage.teacup.com
- ラブログ http://love-log.jp
- So-net http://blog.so-net.ne.jp
- BlogCity http://blogcity.jp
- ココログ http://www.cocolog-nifty.com
- ウェブリ http://webryblog.biglobe.ne.jp
検索エンジンスパムについて
検索エンジンスパムとは、検索結果の上位に表示させることだけを目的に、検索エンジンのクセを悪用した手法のことです。
1. なぜ、検索エンジンスパムはダメなのか?
検索エンジンスパムは、あらゆる検索エンジン会社で厳しく禁止されています。
検索エンジンが検索サービスを提供する目的は、検索サービスの利用者に対して、短時間で正確な、ユーザーの検索意図にあった検索結果(情報)を提供することです。
ユーザーが検索したキーワードから、ユーザーが探し求めるであろう情報を的確に提供することこそ、検索サービスを提供する企業のミッションです。
例えば、Goolgeは「Organize the world’s infomation and make it universally accessible and usefull.」(世界中の情報を整理して、世界中の人々がアクセスできて、利用できるようにする)というミッションを掲げています。
大切なのは、不正な方法によって故意にウェブサイトを検索上位に表示させ妨害をするのではなく、Googleが求めているものを手助けするということです。
検索したユーザーが求めている情報を提供していれば、Googleがあなたのウェブサイトを探して、自然と検索結果の上位に表示してくれます。
2. スパム行為に対するペナルティ
検索エンジンスパム行為が検索会社に見つかった場合、ペナルティ(罰則)が課せられます。
このペナルティは軽いものから順に次のようなものがあります。
(1)検索結果のランキングの大幅低下
(2)検索エンジンのインデックスから除外される
(3)スパム行為をしたサイトを運営しているドメインごと削除
(4)スパム行為をしたサイトをホストするIPアドレスごと削除
(5)スパム行為を行なっている一連のウェブサイト群をまとめて削除
検索結果ランキングが大幅に低下
これは、スパム行為に対して与えられるペナルティの中では比較的軽いものです。
スパム行為と認定された該当キーワード、またはキャッチフレーズが検索された場合に、ランキング算出の過程で順位を大幅に下げるというものです。
インデックスから削除される
これは、検索エンジンのインデックスデータベースから該当サイトが削除されて、全く検索にヒットしなくなるものです。
ドメイン名やIPアドレスごとに登録が禁止される
これは、スパム行為を行ったサイトが属するドメイン名そのものをブラックリストに入れることで、インデックスから削除すると同時に以後、
2度と同じドメインを含むウェブサイトを検索にヒットさせないことを指します。
以上のことからも検索エンジンを妨害するようなスパム行為は慎むべきと言えます。
3. googleペナルティを受けた場合の対処法
万が一、検索エンジンスパム行為と判断されてペナルティを受けた場合、どうすればいいのでしょうか。
まず、最初にすべきことは検索エンジンスパムと判断される可能性があるすべての要因をあなたのウェブサイトから排除することです。
また、Googleの品質に関するガイドラインの運用には一般の目から見て不可解と思えるところも多く、検索エンジンを欺く意図がないにもかかわらずガイドライン違反とみなされてペナルティを課されることは少なくありません。
不可解なペナルティを受けたとしても、あまりにも悪質な行為を恒常的に行っているのでない限り、サイトの修正と再審査リクエストによって確実に復活できるということです。
多少の手間はかかりますが、ペナルティ自体はそう驚いたり怖れたりするするほどのことではありません。
落ち着いて作業を進めましょう。
Googleの場合、ウェブマスターツールの管理画面でスパム行為に関する警告を表示してくれます。
4. ガイドライン違反箇所の特定
当然ですが、Googleのウェブマスター向けガイドライン、なかでも特に品質に関するガイドラインの熟読と理解は必須です。
ただし、そうは言っても、ガイドラインを読んで違反箇所が特定できるようなケースであればそこを修正するだけですので問題ありませんが、自分一人では違反箇所を特定できないケースも多いはずです。
明らかな違反箇所が特定できないケースでの多くは、単一の重大な違反によってペナルティを受けているのではなく、複数の軽微な違反が複合した結果として何らかのフラグが立ち、サーチクオリティチームによる手動の対処に至ったものと推測されます。
こうしたケースでは、サイトに複数のガイドライン違反があるものと考えて修正を行いましょう。
5. 検索エンジンスパム① キーワード乱用
ペナルティの原因として最も多いのが、このキーワードの乱用によるものです。
キーワードの乱用にはいくつかのパターンがありますが、どの場合でも最終的に、ページに含まれる特定キーワードのキーワード出現頻度が高すぎることが問題になります。Googleのヘルプ内のキーワードの乱用の中には次のような説明があります。
「キーワードの乱用」とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。このようなキーワードは多くの場合、リストやグル
ープの中に、または他の部分から切り離されて独立して(自然な文章としてではなく)出現します。ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザーの利便性が低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります。情報に富んだ有用なコンテンツを作成するためには、文脈に合った適切なキーワードを使用してください。
ここからは、キーワードの乱用の例とその修正方法を説明していきます。
ナビゲーションメニューへのキーワードの詰め込み
複数のページに共通して表示させるナビゲーションメニューへのキーワードの詰め込みは、ペナルティが課されているサイトの多くでよく見られるキーワードの乱用の例です。
グローバルナビゲーション、ローカルナビゲーション、トピックパスなどを確認して、キーワードの詰め込みがあるようならこれを排除します。
<ul>
<li><a href=”/”>SEOトップ</a></li>
<li><a href=”/service/”>SEOサービス</a></li>
<li><a href=”/merit/”>SEOの特長</a></li>
<li><a href=”/faq/”>SEOのよくあるご質問</a></li>
<li><a href=”/contact/”>SEOのお問い合わせ</a></li>
</ul>
この場合、次のように修正します。
<ul>
<li><a href=”/”>トップ</a></li>
<li><a href=”/service/”>サービス</a></li>
<li><a href=”/merit/”>特長</a></li>
<li><a href=”/faq/”>よくあるご質問</a></li>
<li><a href=”/contact/”>お問い合わせ</a></li>
</ul>
テンプレートや定型文へのキーワードの詰め込み
テンプレートや定型文へのキーワードの詰め込みは、キーワードの乱用に該当する危険があるだけでなく、すべてのページを似たものにしてしまうという重複コンテンツの危険も同時に犯すことにもつながります。
Googleのヘルプ内の重複コンテンツの中で次のような説明があります。
定型文の繰り返しをできるだけ少なくする: たとえば、著作権に関する説明をすべてのページの下部に表示する代わりに、短い要約文を組み込んで詳細情報のページにリンクするようにします。
サイト全体に適用するようなテンプレートに特定のキーワードが目立って多く出現する場合、そのキーワードのキーワード出現頻度を下げる必要があります。
ページ先頭部でのキーワードの繰り返し
キーワードの出現頻度を上げる目的でbody要素の直下にキーワードを含むフレーズを連続して記述しているような場合には、これがキーワードの乱用とみなされている可能性があります。
<body>
<h1>キーワード1をキーワード2するキーワード3の●●</h1>
<h2><a href=”/”><img src=”img.png” alt=”キーワード1をキーワ
ード2するキーワード3の●●” /></a></h2>
<h3>キーワード1をキーワード2するキーワード3のサービス</h3>
上記のようなコードを、下記のように修正します。
<body>
<h1><a href=”/”><img src=”img.png” alt=”ホーム” />
</a></h1>
<h3>キーワード1をキーワード2するキーワード3のサービス</h3>
隠しテキスト
フォントサイズが10ピクセル以下の人間には判別不可能な小さな文字を使用するとスパム行為とみなされる場合があります。
・人間には半部不可能なフォントサイズを使っている例
ここから→ 人間には半部不可能なフォントサイズを使っています ←ここまで
同様に背景色と文字色が同じ、もしくは非常に似た色の文字を使用した場合には検索エンジンはそれをスパム行為とみなす場合があります。
・背景色と非常に似た文字色を使っている例
ここから→ 背景色と非常に似た文字色を使ってます ←ここまで
alt属性の不自然なテキスト設置
隠しテキスト同様にalt属性に不自然なキーワード設置など、本来の画像と関係ないテキストの設置はスパム行為とみなされる場合があります。
alt属性に不自然なキーワードを設置している例
<a href=”http://・・・・・.com/”><img src=”images/logo.jpg” alt=”売上アップ・SEO・ネット集客なら・・・・・.com”></a>
インラインフレーム(iframe)を使った隠しテキスト
インラインフレームのあるタグである<iframe>と</iframe>の間に書かれた文字はブラウザでは表示されません。
このような行為を意図的に行うとスパム判定を受けます。
ブラウザで見ると表側のページと一体化しているように見えますが、インラインフレーム内のページは別のURLなのでSEOには不向きです。
・<iframe>と</iframe>の間にテキストを設置している例
<iframe src=”sample.html” name=”sample” width=”●●”height=”●●”>この部分に対策キーワードなどを含んだテキストを設置しないでください</iframe>
noscriptとnoframeを使った隠しテキスト
noscriptとnoframeは、javaスクリプト未対応ブラウザやフレーム未対 応ブラウザのための代替表示を目的としたタグです。
noscriptとnoframeで書かれた箇所はディスプレイ上に表示されないこ とになります。
ここにキーワードや隠しリンクなどを詰め込むと不正
SEOとしてスパム判定を受けます。
・noframe内にテキストを設置している例
<noframes>
<body>
この部分にキーワードなどを含んだテキストを設置しないでください
</body>
</noframes>
6. 検索エンジンスパム② CSS画像置換
CSS画像置換とは、以下のようなCSSで画像を背景として設定し、その上のテキストをブラウザ上の可視領域外に設置する設定は推奨しませ ん。
ブラウザ上で画像を表示する場合は、<img>タグを使用し、alt設定を適切なワードを入れることをおすすめします。
・CSSによる画像置換のNG例
li{
background:url(../images/logo.jpg) left top no-repeat;
width:180px;
height:60px;
text-indent:-9999px;
}
li{
background:url(../images/logo.jpg) left top no-repeat;
width:180px;
height:60px;
display:none;
}
li{
background:url(../images/logo.jpg) left top no-repeat;
width:180px;
height:60px;
visibility:hidden;
}
・CSSでテキスト非表示で設定した場合のhtmlソース
<li><a href=”http://・・・・・.com/”>ホーム</a></li>
・通常の<img>タグで設定した場合のhtmlソース
<li><a href=”http://・・・・・.com/”><img src=”images/ navi_01.jpg” alt=”ホーム” width=”125” height=”40”></a></li>
7. 検索エンジンスパム③ 重複コンテンツ
重複コンテンツがペナルティに直結することは稀ですが、偽装行為がスパムとして判断される可能性があります。
Googleでは重複コンテンツについて次のような説明があります。
サイトに重複するコンテンツが存在しても、偽装や検索エンジンの結果を操作する意図がうかがえない限り、そのサイトに対する処置の理由にはなりません。
重複するコンテンツが問題となるサイトで、上記のアドバイスが反映されていない場合、Google の検索結果に表示するコンテンツのバージョンは Google が選択します。
また、自分のサイト内容を他のサイトに引用され、他のサイトの評価のほうが高い場合や自分のサイトの中にそのページと同じような内容のページがあることで重複コンテンツの評価を受ける場合もあります。
他のサイトに引用され、重複コンテンツ評価を受けた場合の対処法
この場合、類似サイトを検索し、Googleへコンテンツ削除申請を行います。
・サイト外類似ページ判定サービス http://sujiko.jp/outside/
・サイト内類似ページ判定サービス http://sujiko.jp/inside/
8.検索エンジンスパム④ クローキング
クローキングとは、IPアドレスやUser-Agentの情報をもとに一般のユーザーと検索エンジンロボットを判別し、一般ユーザーと検索エンジンロボットにそれぞれ別の内容を見せるというスパム手法です。
Googlebotがアクセスしてきたときには検索エンジン向けのページを渡し、一般のユーザーがアクセスしてきたときには一般のユーザー向けの内容を表示します。
問題となるのは、検索エンジンが読み込む内容と実際にユーザーが目にする内容が異なる場合です。
一般のユーザーとGooglebotに同じ内容を表示しているのであれば、この項目の違反に問われることはありません。
9.検索エンジンスパム⑤ リダイレクトの悪用
ウェブサイトを訪問したときに、新しいURLに移転したなどの理由により「○秒後に新しいサイトに転送します」といった案内を目にすることがあると思います。
これを応用したSEOの手法が「リダイレクトスパム」と呼ばれるものです。
具体的にこの手法は単にキーワードを埋め込んだだけのウェブページを作成し、次にそのページにアクセスがあった時に自動的に目的のウェブサイトに転送されるようにします。
リダイレクトスパムの特徴は誘導先のサイトとは別にページを無限に作成できるため、理論上、無数のキーワードで検索結果の上位を狙うことができます。
しかし、この手法は一般ユーザーに対して検索の質が低下することになりますので、検索エンジンはこの手のページを排除するようにしています。
SEOに役立つツール
ここからSEO対策に役立つツールを紹介します。
1. xmlサイトマップ作成ツール
sitemap.xml Editor
2. 相互リンクメンテナンスツール
WODGE 相互リンクチェッカー
http://www.wodge.biz/linkchecker/
3. SEOの問題点を検出するツール
SEOTOOLS
4. リンク切れチェックツール
DeadLink.tv
5. 被リンクの質やサイトのオーソリティ測定ツール
Open Site Explorer
http://www.opensiteexplorer.org/
6. 画像とaltタグの内容を一括チェックするツール
Image SEO Tool
http://www.feedthebot.com/tools/alt/
7. 関連検索ワードを抽出するツール
8. 300位までの検索順位をチェックするツール
ohotuku.jp
http://ohotuku.jp/rank_checker/
9. サイトの表示速度チェックツール
page speed insght
https://developers.google.com/speed/
10.複数ワードの検索順位をチェックするツール
SEOツールラボ
11.ブラウザでチェックするSEOツール
Extract People also search phrases in Google
Extract People also search phrases in Google
12.キーワード出現率をチェックするツール
SEO チェキ ! http://seocheki.net/
オホーツク http://ohotuku.jp/keyword_ratio/
ファンキーレイティング https://funmaker.jp/seo/funkeyrating/
高屋 http://seo-takaya.com/keywords.php
13.HTMLの文法チェックツール
Another HTML -lint gateway http://cetus.sakura.ne.jp/htmllint/htmllint.html
14.オールドドメインの内容をチェックするツール
Internet Archive http://archive.org/index.php
15.キーワードランキングツール
RANKING CHECKER http://broadentry.com/rankingchecker/
検索順位チェッカー http://checker.search-rank-check.com/
16.検索数予測ツール
ARAMAKIJAKE http://aramakijake.jp/
17.隠れた検索キーワード発掘ツール
GoogleCorrelation https://www.google.com/trends/correlate/
18.共起語検索ツール
共起語検索 https://neoinspire.net/cooccur/
19.サイトの順位チェックツール
Serposcope https://serposcope.serphacker.com/en/
20.SEOを学ぶ
MOZ SEO https://moz.com/beginners-guide-to-seo
21.UX解析ツール(無料)
ミエルカ https://mieru-ca.com/heatmap/
USER HEAT https://userheat.com/
PTengine https://www.ptengine.jp/
よくある質問
SEO対策に取り組む人たちが抱く、よくある疑問にお答えします。
1. SEOでの集客は実際に売上に繋がるのでしょうか?
はい、SEOで集客できるユーザーは、自らの意志でそのキーワードを入力して情報を探しています。
目的をもってキーワード検索を行い、そこからサイトを訪れるため、成約率も高くなります。
2. HTMLソースの記述の正しさはSEOに影響するのですか?
もちろん、影響します。
検索エンジンにとって理解しづらいほど複雑で非合理的なHTMLの記述であれば、改善をする必要があります。
ですが、一般的なブラウザで問題なく閲覧できるレベルであれば、それほど問題にする必要はありません。
3. h1タグの文字を小さくするとスパムですか?
スパムではありません。
見出しタグは必ずそのサイズでないといけないということではありません。
ただし、読めないほど小さくしたり、見出しタグを文章中に紛れ込ませるなど、どうみても見出しに見えない形で乱用していた場合は、スパムと見なされる可能性もあります。
4. フルFlashのサイトはSEOに不利ですか?
FlashサイトがSEOに不利というのは事実です。
なぜなら、ページ内部にテキスト情報をほとんど含まれないため、検索エンジンがページを読み込むことができないからです。
5. ブログのSEOは通常サイトと違うのでしょうか?
基本的に変わりません。
ブログを検索結果の上位に表示させたいのであれば、通常のウェブサイト同様にSEOを施していく必要があります。
6. 日本語ドメインはSEOに有利でしょうか?
ほとんど意味はありません。
ただし、国内向けサービスであれば、ユーザーにURLを認知させるための手段として有効と言えます。
7. ディスクリプションの文字数はどれくらいが最適ですか?
検索結果画面でクリック率を左右する要素であるこのディスクリプションを最大限活用するためには、文字数を3行にするのが最適です。
一行の文字数が40文字のため、3行の面積を確保するために、81文字から119文字に調整する必要があります。
8. ページのファイルサイズはSEOに影響しますか?
SEOに影響はしません。
ただし、ページのファイルサイズが大きい場合、ページの読み込み速度が遅くなってしまいます。
ページの読み込みが遅いだけでユーザーはページを閉じてしまいますので、アクセスしたユーザーを見逃さないためにも、ファイルサイズを軽くして読み込み速度を早くする必要があります。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
SEOは見込み客が自らの意志でキーワードを入力し、情報を探すことから購入に繋がりやすいマーケティング手法と言えます。
ぜひ、記事を参考に、SEO対策をしてみてください。
それとSEOについて勘違いしてはいけないのは、「SEO = 売上アップ」ではないということです。
SEOはあくまでも見込み客を集客するための一つの手法です。
訪れた見込み客が求める情報や問題の解決策がないと分かれば、すぐにサイトを立ち去ってしまいます。
そうならないためにも、見込み客が求めている情報や彼らにとって価値のあるコンテンツを提供しなければなりません。
それができるようになれば、あなたのもとに自然と見込み客が集まるはずです。
このサイトがあなたの集客に少しでもお役に立てれば幸いです。
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